坐摩神社は安産祈願のご利益があるパワースポット~御朱印や渡辺さんについて
大人気のうちに放送終了した「真田丸」ですが、大阪の町を舞台に数々の名シーンが生まれました。
中でも強烈なキャラクターで視聴者を釘付けにした登場人物の一人に「塙団右衛門」がいます。
その塙団右衛門が徳川勢にしかけた夜討ちの舞台近くに鎮座するのが「坐摩神社」です。
真田丸ファンのみならず、全国の渡辺さんや出産をひかえている方にはぜひとも参拝して頂きたいパワースポットです。
この記事では安産祈願にご利益がある坐摩神社についてくわしくご紹介します。
坐摩神社は安産祈願のパワースポット
坐摩神社は「ざまじんじゃ」の愛称で親しまれている神社ですが、正式には「いかすりじんじゃ」と呼びます。
御祭神である坐摩大神は生井神(いくいのかみ)・福井神 (さくいのかみ)・綱長井神(つながいのかみ)・阿須波神(あすはのかみ)・波比岐神(はひきのかみ)の5柱からなる神々です。
創建された年代はハッキリ分かっていませんが、社殿によると神功皇后が新羅から無事に帰還された年だと伝わっています。
ご利益は坐摩大神にちなみ住居の守護と旅行安全、安産祈願です。
特に安産祈願は、神功皇后が祈願し、無事に応神天皇を出産したという伝説が残されているほどです。
明治天皇の誕生前にも、安産祈願のためのご祈祷がこちらの坐摩神社で執り行われました。
坐摩神社はかつて現在の位置ではなく淀川の八軒屋船着き場周辺に鎮座していました。
そのため現在でもかつて神功皇后が新羅から帰還した際に腰を下ろしたと伝わる巨石があります。
その土地一帯は「坐摩神社行宮」と呼ばれています。
坐摩神社のルーツが気になる方は、こちらもあわせて参拝しておきたいところです。
「渡辺さん」発祥の地
名字でよく見かける「渡辺」姓ですが、実はこちらの坐摩神社がその発祥の地だといわれています。
坐摩神社は現在の場所に移転する前は、天満橋あたりに鎮座していました。
天満橋周辺に住む人々の多くが、渡し船を家業として営んでいたんだとか。
渡し船を生業とする人々を「渡部」と呼ぶことから、天満橋あたりの土地を「渡辺」と読むようにもなりました。
そして坐摩神社の遷座と一緒にこの地名も引っ越すことになったのです。
そのままこの土地に住む人も「渡辺」姓を名乗るようになり、この地から全国へと広がっていったと考えられています。
現在坐摩神社が鎮座するのは大阪市中央区久太郎町ですが、かつては住んでいた人たちの職業にちなみ「渡辺町」という地名でした。
1988年に地名変更が行われたわけですが、その際には全国の渡辺姓から「ルーツを消さないで欲しい」という抗議の声が届けられ、地名の一部に「渡辺」が含まれることとなりました。
坐摩神社を参拝したら、ぜひ周辺の電柱に掲げられた住所名に注目してみて下さい。
渡辺が含まれていることが分かります。
全国にお住まいの渡辺さんは一度は参拝しておきたい神社です。
坐摩神社の御朱印
坐摩神社で頂ける御朱印は1種類です。
社名と共に押印してもらえる鳥のスタンプは、神社の社紋でもある「白鷺」です。
また境内社である陶器神社の御朱印も頂けます。
御朱印は授与所で頂くことができ、受付時間は9:00~17:00です。
初穂料はそれぞれ300円です。
坐摩神社オリジナルデザインの御朱印帳もやはり白鷺と赤い太陽、松の木をあしらった大変縁起の良いデザインです。
初穂料は1200円です。
アクセス方法
坐摩神社には参拝者専用の無料駐車場が普通自動車5台分あります。
安産祈願で有名なため、戌の日には混雑します。
車で参拝する場合、満車であれば周辺のコインパーキングを利用しましょう。
公共交通機関を利用する場合、市営地下鉄だと「本町駅」で下車、徒歩で約3分です。
まとめ
坐摩神社についてご紹介しました。
安産祈願のご利益を頂くことができ、明治天皇が誕生する際にもご祈祷を行ったことで有名です。
また全国にいる渡辺さん発祥の地でもあります。
名字のルーツがハッキリ分かる面白いパワースポットです。
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