ガジュマルのパワーと神秘について徹底解説
沖縄は亜熱帯気候の植物が作り出す独特の景観を楽しむことが出来る人気の観光地です。
中でもガジュマルは沖縄を代表する植物としてよく知られています。
地元の人々にとってはガジュマルはただ地域を代表する植物であるだけではなく、神秘的なパワーを授かることができる植物でもあります。
この記事では、ガジュマルのパワーを受け取ることが出来る人気のパワースポットをご紹介します。
旅行計画を立てる際の参考にどうぞ。
ガジュマルは癒やしのエネルギーを授けてくれる精霊の宿る木
ガジュマルはクワ科の常緑高木で熱帯地方を中心に広く分布している植物です。
幹が複数に分化するほか、気根を大地に垂れ流しながら成長するため、他の植物とは異なる独特のユニークな外見です。
沖縄では古来より、ガジュマルには精霊「キジムナー」が宿ると信じられています。
キジムナーは火の精霊で、赤い髪を持つ少年の姿をしていると考えられています。
とてもイタズラ好きで、人間にも積極的に関わってくる性質をもっていると考えられています。
心の綺麗な人にしか見えないといわれていますが、妊婦がキジムナーの姿を見るとびっくりして事故に遭いやすくなるため避けた方がいいともいわれています。
精霊の宿る木であるガジュマルは、人々にエネルギーを分け与え幸福をもたらす木と考えられています。
そのエネルギーをたっぷりと浴びるためにも、ガジュマルで有名なスポットは午前中に巡ることをおすすめします。
朝日に輝くガジュマルに祈りを捧げることで、絶大なエネルギーを授かることができます。
ガンガラーの谷(南城市)
ガンガラーの谷は、現在では渓谷となっていますがかつては広大な鍾乳洞であり、それが崩壊してできました。
遺跡が発見されており、古来より人々が住んでいたことが分かっています。
敷地内に鎮座する「大主ガジュマル」(うふしゅがじゅまる)は推定樹齢150年の巨大なガジュマルです。
高さは20メートルもあり、その圧倒的な姿を目当てに多くの人が訪れます。
入り口には洞窟を活用したカフェ「ケイブカフェ」では沖縄の味覚が堪能できるほか、コンサートなど様々な催しがあり様々な楽しみ方があります。
ガンガラーの谷はその景観保護のため、完全予約制のツアーに参加する場合のみ足を踏み入れることができます。
ツアー料金は大人2200円、高校生・大学生1700円です。
公式サイトから申し込むことができますので、確実に大主ガジュマルを目にしたい場合はお出かけ前の予約を忘れないでおきましょう。
ガンガラーの谷は那覇空港からは車で約30分です。
最寄りのインターチェンジは「南風原南IC」です。
大石林山(国頭村)
沖縄本島の最北端、豊かな自然で知られるやんばる地域の中でも独特な景観で知られているのが大石林山です。
さまざまな奇岩や巨石が鎮座しており、様々なご利益が得られるパワースポットとしても有名です。
しかし目にできるのは岩だけではなく、巨大なガジュマルの木に出会えるスポットとしても知られています。
大石林山ではいくつかのコースから選択して散策することになりますが、ガジュマルのパワーに触れたい人は「亜熱帯自然林コース」がおすすめです。
「御願ガジュマル」(うがんがじゅまる)と呼ばれる巨大なガジュマルが鎮座しており、キジムナーの目撃例も多数寄せられているエリアです。
ガジュマル以外にもソテツなどを目にすることができます。
入山料金として大人820円、小人520円必要です。
那覇空港からは約2時間で、最寄りのインターチェンジは「許田IC」です。
ひんぷんガジュマル(名護市)
国の天然記念物に指定されている巨大なガジュマルの木です。
推定樹齢は240年で、名護市の入り口を守る守護神として地元の人々に大切にされています。
幹の周辺は10mもあります。
県道84号線の途中にそびえ立っており、じっくり見たい人は一旦車を周辺に停車させてから見学するようにしましょう。
まとめ
ガジュマルのパワーと有名スポットについてご紹介しました。
ガジュマルは精霊が宿る木と考えられており、人々の癒やしと幸福を授けてくれます。
疲れたとき、なんだか人生に面白みが感じられなくなったら、ぜひとも沖縄のガジュマルに出会えるパワースポットへお出かけ下さい。
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