南城市ミントングスクはパワースポット~場所を訪れる時の注意点とは?
ミントングスクは琉球神話の中心であるアマミキヨに関係するパワースポットです。
さらに沖縄におけるグスクについて考察する上で文化的・歴史的価値の高いとされているスポットでもあります。
この記事ではそんな南城市にあるミントングスクに関してくわしくご紹介します。
また訪れる際に注意しなければならない場所ですので、事前予習をしっかり行った上でおでかけしましょう。
ミントングスクは始祖のパワースポット
ミントングスク(ミントン城跡)は標高110mほどに位置し、現在は拝所だけが残されています。
ミントングスクにはヤハラヅカサを訪れたアマミキヨが、丘陵部を開拓したときに拠点として住まいを用意し安住した土地だという伝説が残っています。
そしてこのミントングスクでアマミキヨは3人の男の子と2人の女の子を授かり、その子どもたちから子孫が繁栄していったといわれています。
そのため東御廻りの拝所のひとつにも数えられている聖地です。
実際に過去に行われた発掘作業では土器や貝殻などの沖縄の貝塚時代を示す遺品が出土しており、古来にそれなりの規模の集落であったことが分かっています。
城という名称がついていますが、軍事要塞や役所といった側面よりも祭祀のための儀式の場という性格の強いグスクになります。
この土地から沖縄の民が増え、稲作などの農業の知識も広がっていったとされており、古来より聖地として信仰されてきた土地です。
ミントングスクを訪れる時の注意点
ミントングスクのある土地は私有地です。
基本的に拝所で騒いだり勝手に石や木の枝などを持ち帰ったり周辺に路上駐車を行うなどのマナー違反は御法度ですが、特に個人の土地であるということに気をつけて参拝しましょう。
そして参拝の際は必ず土地所有者に挨拶をして、参拝の許可を頂きましょう。
現在では管理費用として一人あたり100円が必要です。
ポストに100円納めてから参拝するといいでしょう。
アクセス方法
ミントングスクは個人のお宅の一部にある石段を登って行く必要があります。
ですのでまずは土地所有者である知念さんにご挨拶してから階段を登りましょう。
ミントングスクがある南城市玉城字仲村渠 までは那覇空港から約21km、車で約50分ほどです。
最寄りのインターチェンジ「南風原南IC」からは約40分ほどかかります。
駐車場はありませんので、周辺住民の邪魔にならないように注意する必要があります。
路線バスを利用する場合、「親慶原」バス停で下車し徒歩で約15分です。
まとめ
ミントングスクの場所や訪問する際の注意点をご紹介しました。
ミントングスクは城というよりは祭祀の場としての性格が強い聖地で、アマミキヨが生活していたという伝説が残る場所です。
個人のお宅の一角にありますので、参拝する際はマナーに十分注意しましょう。
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