雨つづ天つぎ御嶽はパワースポット~ご利益とは?

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雨つづ天つぎ御嶽はパワースポット~ご利益とは?

沖縄には数多くの城(ぐすく)があったことをご存じでしょうか。

城には沖縄の聖地・御嶽のある場所に築城されている場合が多いです。

神が創ったという伝説をもつ玉城城にある雨つづ天つぎ御嶽もそんな城と共にある御嶽のひとつです。

この記事では空に祈るパワースポットである雨つづ天つぎ御嶽についてくわしくご紹介します。

ご利益やアクセスについてもご紹介しますので、おでかけの参考にどうぞ。

雨つづ天つぎ御嶽の歴史

南城市に鎮座する玉城城跡(たまぐすくじょうあと)は創建年数や創健者は不明なものの、琉球の島々と民を生み出したといわれる神・アマミキヨが創ったといわれる城跡です。

別名「あまつづ城」とも呼ばれ、天然の岩を用い一部を大きくくりぬいた城門が目をひく遺構です。

城門の先を辿っていくとニライカナイに行き着くともされており、冬至と夏至の日には太陽の光がまっすぐに差し込み神秘的な姿を見せます。

三つの郭で構成された階段状の城で、かつて一の郭であった場所に「雨つづ天つぎ御嶽御嶽」(あまつづてんつぎうたき)があります。

お祀りする神さまの名は「アガル御イベ、ツルベ御イベ」です。

軍事要塞としての城というよりは、天つぎあまつぎの御嶽を中心に祭祀を行うための城であったと推察されています。

琉球開闢七御嶽のひとつでもあります。

また国家の安泰と五穀豊穣を祈願する琉球国王の巡礼をはじまりとする祈りの旅「東御廻い」(あがりうまーい)の最終地点でもあり、太陽に向かって祈りを捧げる最後の場所としても知られています。

雨つづ天つぎ御嶽は空に祈るパワースポット~ご利益は?

雨つづ天つぎ御嶽はその名の通り、かつて琉球王国では「雨乞い」を執り行うために使用された祭祀の場でもあります。

水不足で琉球王国が苦しむときには、国王自らこの地で祈りを捧げたといいます。

水不足を解消するご利益があるのです。

そのため空に向かって祈るのに最適なパワースポットでもあります。

標高180mと沖縄では空に近い場所に鎮座する聖地です。

一番高い場所では神の島・久高島までを見通すことができます。

アクセス方法

那覇空港から雨つづ天つぎ御嶽までは高速道路を利用して車で約40分です。

最寄のインターチェンジは「南風原南IC」で、インターチェンジを降りてからは約20分です。

無料の駐車場があります。

雨つづ天つぎ御嶽を含む玉城城跡は沖縄戦の後に沖縄各地でアメリカ軍の基地が作られた際、その材料として強奪されており現在はその一部が雨風に晒されている状態です。

足場が悪くなっていますので、お出かけの際は運動靴など歩きやすい靴で出かけましょう。

朽ちかけているように見えますが、現状維持のために手を加えることは沖縄県の条例で禁じられています。

見るだけに留めるようにしましょう。

まとめ

空に祈るパワースポット「雨つづ天つぎ御嶽」についてご紹介しました。

創世の神・アマミキヨに近い聖地であり、ニライカナイへの通り道でもあるパワースポットです。

神話の舞台でもあり、沖縄に起きた数々の歴史を現在に伝える遺構でもあります。

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