識名宮の洞窟のいわれとは!どんなご利益があるの?
識名宮は沖縄古来の宗教と神道が混ざり合って存在する神社です。
琉球八社のひとつでもありますが、どんなご利益を授かることができるのか気になりますよね。
この記事では識名宮にある洞窟のいわれやご利益についてくわしくご紹介します。
識名宮は病気平癒のご利益を授かることができるパワースポット
識名宮(しきなぐう)は琉球八社の1つで、16世紀頃に創建された神社です。
識名宮にお祀りするのは伊弉冉尊(いざなみのみこと)・速玉男命(はやたまのおのかみ)・事解男命(ことさかのを)といった熊野権現と、午ぬふぁ神(ごぬふぁしん)、識名権現(しきなごんげん)です。
識名宮は琉球国王が子供の病気が治るようにと祈願するために創建した神社です。
そのため病気平癒を中心に、子授けと安産祈願にご利益がある神社として知られています。
お隣には神応寺があり、識名宮とともに琉球王国王家の信仰を受けてきました。
神応寺はかつて臨済宗のお寺でしたが、現在では真言宗のお寺となっています。
識名宮の洞窟のいわれ
識名宮の境内にある洞窟ですが、もともと神社そのものがこの洞窟内部にあったのです。
現在でも洞窟内部には信仰の中心となった霊石が鎮座しています。
この洞窟が聖地とされるようになったのは、次のような伝説があるためです。
あるとき、識名宮周辺住民は不思議な光を目にし、どこからやってくるのか調べたところ洞窟の中に賓頭盧(びんずる)を発見しました。
おそらくこの賓頭盧の御霊光に違いないと人々は考え、洞窟を拝むようになりました。
すると村の人々の願いが次々と叶うようになったのです。
賓頭盧とは仏教における聖者を指します。
人々を仏の教えで導いてくれる存在だと考えられています。
特に日本では、賓頭盧さまが宿る石を撫でると病気を癒やしてもらえるという信仰が根付いています。
国王の大切な長男の病気平癒にご利益を発揮した識名宮ならではの伝説です。
そんな霊験あらたかな洞窟ですが、残念ながら普段は足を踏み入れることはできません。
しかし毎月1日・15日には一般公開されます。
せっかくなら一般公開の日に併せて参拝したいところです。
御朱印の種類と値段について
識名宮の御朱印は1種類で、社務所で頂けます。
初穂料は300円です。
識名宮の御朱印は宮司さんが不在の場合は頂くことができず、宮司さんは留守のことが多いためなかなか頂くことが出来ないレアな御朱印といわれています。
その分手にしたときの感動はひとしおですので、ぜひ諦めずに何度かチャレンジしてみて下さい。
識名宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
識名宮は参拝者用の駐車場として契約駐車場を2台分保持しています。
車で参拝を予定する場合は、受付時間内(8:00~18:00)に問い合わせてみましょう。
那覇空港からは車で約18分です。
公共交通機関を利用する場合は、ゆいレール「首里城駅」下車、徒歩で約19分です。
首里城からは約1㎞と若干距離がありますので、タクシーの利用もおすすめです。
まとめ
琉球八社の1つ、識名宮のいわれや境内の見どころについて解説しました。
識名宮は病気平癒のご利益が頂けるパワースポットですが、本殿裏にある洞窟がそのエネルギーの中心となっています。
普段は立ち入り禁止ですが、毎月1日と15日だけは参拝できるようになっていますので、ぜひ参拝の際にはタイミングを合わせてお出かけ下さい。
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