備瀬のワルミの現在から考えよう!パワースポットを訪れる際のマナー
備瀬のワルミは「神秘のパワースポット」として人気を集めていましたが、2018年現在立ち入り禁止となっています。
いったいどのようなパワースポットで、なぜ立ち入り禁止になってしまったのか気になりますよね。
この記事では備瀬のワルミの現在から考えるパワースポット巡りのマナーについてご紹介します。
日頃パワースポット巡りにでかけているひと、これからでかけてみたいと考えている人は特に参考にご覧下さい。
備瀬のワルミは子宝祈願のパワースポット
観光客に大人気の美ら海水族館のすぐ近くにある備瀬(びせ)集落は、美しいフクギの並木道が有名なスポットです。
そんな備瀬には地元の人しか入り口が分からない美しい浜辺があり、そこで見られる「備瀬のワルミ」こそ神さまの降り立つ聖地といわれるパワースポットなんです。
備瀬のワルミは別名「ワリーバンタ」とも呼ばれています。
崖の割れ目という意味を持つ「ワリーバンタ」の名称からも分かるように、海岸沿いにある崖と崖が織りなす景観です。
そして崖と崖の間には、なぜか唐突に浜辺からにょっきりと頭を出した岩が鎮座しています。
その見た目からついた名称が「ちんぽ石」です。
女性器をイメージさせる崖と崖の間の割れ目と、男性器をイメージさせる岩の組み合わせはまさしく「自然の織りなす陰陽」ということで、子宝のご利益を授かることができるパワースポットといわれています。
大変人気のあるスポットですが、現在は期限未定で閉鎖中です。
なぜ備瀬のワルミは立ち入り禁止になってしまったのか
閉鎖に至った理由ですが、本部町観光協会では「観光客のゴミのポイ捨て」や「路上駐車の増加」などを挙げています。
周辺住民への迷惑行為はもちろん、備瀬のワルミはウミガメの貴重な産卵場所でもあります。
そんな貴重な場所が荒らされてしまったために閉鎖となりました。
開放に向けて前向きに協議中と言うことですが、再び開放されたとしても問題が解決されない限りまた閉鎖される可能性もあります。
パワースポット巡りで注意すべきマナー
パワースポットはそもそも、その地域の人々が大事にしてきた土地です。
そのためその場所やそこに住み人々を敬う気持ちがなによりも重要になります。
ましてや沖縄のパワースポットは、現在でも地元の人々が祈りを捧げる神聖視された場所です。
周辺住民は軽々しく足を踏み入れることはなく、普段は立ち入り禁止となっている場所も多いのです。
聖地は神さまの居場所にふさわしく、清潔に祓い清められて始祖代々守られてきた場所ですが、外部から北人間がそこで騒いだり荒らしたりするのは神さまにも周辺住民にも失礼です。
それに外部からきた人間が神さまを怒らせた場合、その天罰を受けるのは問題を起こした本人だけではなくその周辺に住む人間である可能性は十分にあるのです。
そもそも備瀬のワルミに至る道は私道でした。
その私道を住民の方の好意で借りていたに過ぎないのに、誰も敬意を払わない上に荒らしてしまったのですから、今回の閉鎖は仕方がないことともいえます。
パワースポット巡りを行う上では自分本位な行動は慎む必要があります。
そもそも周囲を思いやる事が出来ない人は、パワースポットを巡っても決して良い運気を得ることはできません。
「自分さえ良ければいい」という考えは、神さまにはお見通しです。
行き方について
備瀬まではまず那覇空港から沖縄自動車道を使用して約2時間のドライブです。
「許田IC」を降りたら国道58号へ入り、国道449号本部循環線、県道114号を経由してたどりつきます。
また無事に備瀬集落に辿り着いてもなかなか備瀬のワルミまでたどりつくことは困難です。
というのも、備瀬のワルミはもともといつでも気軽に行けるというスポットではなく、条件が合えば辿り着ける場所です。
そのため「神に選ばれなければたどりつけない」と言われていました。
陸地側からは入り難いため海岸側から入る必要がありますが、そのためにも干潮時を狙わないと辿り着けません。
また入り口が非常に分かりにくく、地元の人に聞いても辿り着けない人が続出していました。
現在は最初にご紹介した通り、観光客のマナー違反が目立ったために地元の人もなかなか教えてくれなくなりました。
まとめ
備瀬のワルミから考えるパワースポットを訪れる際のマナーについてご紹介しました。
空前のパワースポットブームですが、騒音やゴミ問題、路上駐車などマナー違反をしてしまう人のせいで他の観光客はもちろん地元の人々も迷惑をかけてしまいます。
「自分さえ良ければいい」と考えて行動する人は結局パワースポットを巡っても何のご利益をえることもできないばかりか周囲の人間を不幸にさえしてしまいます。
自然や神さまを敬う気持ちと周囲の人間を気遣う気持ちを忘れずにパワースポットは訪れましょう。
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