二条城でも御朱印が頂けるってホント!?見どころもまとめてご紹介
二条城といえば徳川幕府の威光を現代に伝える場所として知られた観光スポットの1つです。
数々の歴史の趨勢をみまもってきました。
2018年は明治維新150周年の年であり、大河ドラマも幕末の日本が舞台です。
この記事では二条城の見どころや御朱印についてくわしくご紹介します。
知っておくと参拝が倍楽しくなりますよ。
二条城の歴史と豆知識
二条城は元離宮とも呼ばれ、1603年に徳川家康によって築城されました。
京都御所に残る天皇の守護や、将軍が京都に上洛した際の宿泊所として造営されました。
完成したのは孫にあたる徳川家光の時代です。
桃山文化を現在に伝える多くの建築物や所蔵品が残されています。
この二条城において徳川家康は征夷大将軍の宣下とそれに伴う儀式を執り行い、徳川慶喜は大政奉還を行いました。
まさに江戸時代が始まり、そして終わった歴史的な場所です。
ちなみに明治に入ると二条城は「二条離宮」の名称で宮内省管轄となり、宮中行事に使用されます。
さらに1939年には京都市に下賜され、「元離宮二条城」という名称に変わり一般に向けて公開されるようになりました。
最近では将棋の電王戦が行われたことで話題になりました。
なお二条城では毎年「桜まつり」が開催され、夜間拝観やライトアップが行われます。
夜間拝観は18:00~21:30(21:00受け付け終了)で、通常の拝観と入れ替え制になっています。
拝観料は一般600円、中学生・高校生350円、小学生200円です。2018年は3月23日~4月15日の予定で行われます。
去年はライトアップ時期に約92000人が訪れるなど、人気のあるイベントです。
二の丸御殿の障壁画は歴史的な場所
二の丸御殿といえば、徳川慶喜によって将軍の権力を朝廷へと返還する「大政奉還」が行われた舞台である「大広間」があることでも有名です。
将軍に謁見するための部屋が集まっているため、幕府の威信を示す必要があり外観も建物内も豪華絢爛な装飾が施されています。
障壁画にはそれぞれの部屋の特徴を示しており、どの部屋を誰が使うのかは身分によって厳格に決められていました。
時代劇や時代小説好きなら、描かれた障壁画ごとに「これはあの作品のあの場面に出てきたな」とニヤリとしてしまうことうけあいです。
二の丸庭園について
二の丸庭園は「八陣の庭」とも呼ばれており、庭造りの名人・小堀遠州の最高傑作の1つともいわれています。
池泉回遊式の庭で、池に浮かんだ島は「蓬菜島」「亀島」「鶴島」とそれぞれの形にまつわる名称がついています。
国の特別名勝指定を受けており、それぞれの時代の客人の目を楽しませてきた庭です。
天守台について
二条城の天守閣にはかつて伏見城にあった天守が移築され使用されていました。
しかし二条城の天守閣は落雷によって1750年に焼失し、以後再建されることはありませんでした。
現在では天守台だけが残されています。
かつての天守閣は歴代天皇が唯一昇った天守でもありました。
二条城の御朱印
二条城ではお城の中でも珍しく、御朱印が頂けます。
1種類で料金は300円です。
お城ですので正しくは「入城記念符」といえます。
全て書き置きになりますが、葵のご紋が入った御朱印はぜひ手に入れておきたいですよね。
二条城の御朱印は、二条城の敷地内にあるお土産物屋さんで頂けます。
他にも様々な入城記念グッズの取り扱いがあります。
営業は16:45までですので、注意が必要です。
そして二条城には御朱印帳ならぬ「集印帳」がオリジナルデザインで販売されています。
最近はお城ブームもあり、入城記念スタンプを用意しているお城もありますので、お城巡りに重宝しそうですよね。
料金は1950円で、松鶴の間の障壁画が表紙です。
しかも嬉しい専用ケース付きです。
アクセス方法
二条城には来城者用駐車場が約120台分あります。
利用料金は120分までは1000円です。
その後、60分ごとに200円加算されます。
ただし10月には普通自動車用駐車スペースがバス用に使用されるため、普通自動車は34台ほどしか停められなくなります。
そのため満車になりやすいので、周辺のコインパーキングを利用する必要があります。
また営業日と営業時間は二条所の会場スケジュール通りになりますので注意が必要です。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「堀川御池」下車、徒歩で約3分です。
電車の場合、地下鉄東西線「二条城前駅」下車、徒歩で約3分です。
まとめ
二条城の見どころや御朱印についてくわしくご紹介しました。
2017年の大政奉還150周年、そして2018年の明治維新150周年に関わりの深い二条城は歴史に興味がある人には見逃せないスポットです。
御朱印も頂けますので、まだ出かけたことがないという人はこの機会にどうぞお出かけ下さい。
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