梛神社の限定御朱印をいただこう!なぜ元祇園と言うの?
梛神社は「元祇園」の名を持つ神社で、祇園祭のルーツともなったパワースポットです。
いったいどのような歴史を秘めているのか気になりますよね。
また限定の御朱印が多いことでも密かに注目を集めている神社でもあります。
この記事では梛神社の歴史と御朱印についてくわしくご紹介します。
梛神社の歴史
梛神社は主に素戔嗚尊をお祀りする神社です。
正式には「元祇園 梛神社」と呼びますが、なぜ中京区に鎮座しているのに「元祇園」と呼ぶのでしょうか。
それは祇園の名所、八坂神社と歴史的な関係があるためです。
八坂神社にお祀りするのは牛頭天王こと素戔嗚尊です。
この神さまは、かつて京都に疫病が流行った際に鎮疫祭を行うため播磨国広峰から勧請しました。
その際、神さまの分霊を宿した神輿をこの梛神社に一旦置いて祀ったと伝わっています。
その後、神輿は祇園へと運び出されました。
そのため「元祇園 梛神社」と呼ばれるようになったのです。
お祀りする神さまにちなみ厄除けのご利益を授かることができる神社です。
また社名が示すとおり、梛の木は梛神社のご神木でもあります。
この梛が縁結びのご利益をもたらすことから、梛神社は縁結びのパワースポットとして現在でも信仰を集めています。
梛の木の葉はタテ方向に葉脈が走っているため、なかなか切れにくいという特性があります。
そのため古来より「男女の切れない縁をつなぐ」「夫婦円満」「人と人の良い縁をつなぐ」として梛の木に縁起を担ぐ風習があるのです。
また境内には病気平癒、とりわけ皮膚病の治癒に霊験あらたかと信仰される隼神社が鎮座しています。
御朱印について
梛木神社には通常の御朱印が2種類と季節毎に数量限定で頂ける御朱印が複数種類あります。
通常の御朱印は「梛木神社」のものと「隼神社」のものになります。
どちらも初穂料300円です。
限定の御朱印ですが、まずは6月30日の「夏越祓」にあわせて6月中に授与される御朱印、梛神社と隼神社の2種類があります。
さらに当日6月30日は100体限定の梛神社の御朱印が授与されます。
次に梛神社の例祭が行われる5月から第三日曜日の期間までに授与される梛神社と隼神社の御朱印があります。
例祭当日である5月の第三日曜日とその前日には各日50体限定で梛神社の御朱印が登場します。
そして11月に行われる火焚祭と隼神社例祭の当日に頒布される御朱印もあります。
隼神社にお祀りする「武甕槌命」の御朱印と「火焚祭」御朱印で、それぞれ100体の配布で初穂料500円です。
「武甕槌命」の御朱印は書き置き用の和紙の色違いが例年3種類ほど登場します。
各色につき配布数が100体になります。
この他にも、祇園祭の前祭・後祭期間中に配布される梛神社の御朱印もあります。
期間限定の御朱印はいずれも書き置きです。
和紙の色が通常とは異なる上に墨書き部分が金文字になったり、行事にちなんだスタンプがあしらわれたりと見た目ががらりと変わります。
どの御朱印も本殿の左側にある社務所で頂くことができます。
受付時間は9:00~17:00です。
梛木神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
梛神社のお守りは縁結びのご利益が
梛木神社で手に入るお守りで最もオススメしたいのが、「梛のお守り」です。
ご神木でもある梛の葉には縁結びのご利益があるとされています。
男女の仲だけではなく、仕事や人と人との出会い、さらには開運とのご縁も繋いでくれます。
またおみくじつきの「梛の実」も人気があります。
おみくじをひいて運勢を占った後は、開運を呼び込む梛の実をお守りとして自宅に飾っておきましょう。
また境内にある梛の木に、願い事を書いた梛の実を結びつけておいてもいいんだとか。
絵馬のようです。
その他にもペットの健康守りもあり、ペットの長寿を願う参拝客に人気があります。
アクセス方法
梛神社には参拝者用の駐車場はありません。
公共交通機関を利用する場合、市バス「壬生寺道」下車ですぐ目の前です。
電車を利用する場合、阪急電鉄「大宮駅」あるいは京福電鉄嵐山本線「四条大宮駅」下車で徒歩5分です。
まとめ
梛神社の歴史や御朱印についてくわしくご紹介しました。
梛神社は祇園の八坂神社に神さまが移動する途中に立ち寄ったお社でもあり、神さまの分霊をのせた神輿を華やかに見送った様子が祇園祭のルーツと考えられています。
社紋や神事に祇園社との類似点がいくつもみられます。
また神事毎に数量限定の御朱印を授与して頂けます。
色鮮やかで神事の特徴が一目で分かる御朱印はとても人気が高いですので、手に入れるのであれば早めに参拝に出かけましょう。
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