北海道のジャガイモを襲った害虫「ジャガイモシロシストセンチュウ」は人体への悪影響はなし。
北海道網走市内でジャガイモシロシストセンチュウという害虫が国内初の発見をされました。
先日、北海道は新千歳空港のお土産特集をし、人気お土産ランキングにランクインしたお土産の中に「じゃがポックル」というじゃがいもを使用したさくさくポテトもありましたので、妙に気になってしまいました。
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北海道のじゃがいもにどのような影響があるのか、以下でご紹介させていただきます。
北海道網走市で国内初の発見をされたジャガイモシロシストセンチュウという害虫。タイトルにも記載しましたが、この害虫は人体への悪影響はないようです。ただ、消費者の気持ちとしては人体への悪影響がないとしても害虫による被害のあるじゃがいもは食べたくはないかと思います(生産者の方申し訳ありません)。
そのような風評被害も今後発生する可能性が十分考えられますので、このジャガイモシロシストセンチュウがどのような害虫なのかをお伝えすることは意義のあることではないかと思います。
農林水産省の発表によると
農林水産省によると、このジャガイモシロシストセンチュウですが、ジャガイモシストセンチュウに類似する害虫とのこと。
「ん?同じ文字にみえるんだけど・・・」と思われた方がいらっしゃるかと思いますが、「ジャガイモシロシストセンチュウ」と「ジャガイモシストセンチュウ」の名称の違いは「シロ」という文字があるか無いかです。
今まで、日本では発見されてこなかったのですが、既にインド、ヨーロッパ、ロシア、米国、カナダ、コロンビア、ペルー、ニュージーランドなどに分布している害虫です。じゃがいも(ばれいしょ)以外には、ナスにも寄生する害虫です。
生産への影響は
生産における影響としては、根の生育が阻害されて葉っぱが小さくなったり黄色に変色したりし、枯死してしまいます。そのため、収穫量が非常に低下してしまう可能性があります。
ただし、害虫の特徴として、土壌の移動はしないことからこの害虫が農業用機械などで耕すついでに運ばれない限りは蔓延することはありません。
最後に
やはり、この害虫のニュースで最も心配な点は風評被害でしょう。北海道のじゃがいもは害虫があるから人体への悪影響があるという認識は農林水産省の発表によると誤っています。
北海道産のじゃがいもをスーパー等でみつけて「北海道産じゃがいもは害虫がいるから食べたらいけない」と思わないようにしていただければ幸いです。
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