桜島と川内原発の位置は微妙に遠い!距離50kmだと影響はないのか?火山灰がふり降り積もった場合の影響も・・・

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桜島と川内原発の位置は微妙に遠い!距離50kmだと影響はないのか?火山灰がふり降り積もった場合の影響も・・・

桜島が噴火警戒レベル4ということで避難準備状態になっています。先日投稿させていただいた記事と近い内容になりますが、桜島と川内原発の距離や位置に興味がある方が多いようですので、改めて地図などをご紹介させていただきます。

関連記事:桜島の噴火警戒レベル4の状況を受け「鹿児島県 川内原発再稼動が原因では」とのネットの声も。

実際には桜島↔川内原発の距離は52kmで、結構遠いことからあまり影響はないと川内原発を運営する九州電力は考えているようです。実際にそうなのでしょうか?

桜島と川内原発の位置関係が一目でわかる地図をご紹介します。

車の移動距離は曲線もあるので72.6kmありますが、桜島↔川内原発の直線距離は52kmです。実際、結構離れていますので、桜島が噴火した場合、川内原子力発電所にマグマが及ぶような状況になることは考えにくいのではないかと推察出来ます。

1914年、桜島は噴火をしました。大正大噴火と呼ばれているものです。その際、凄まじい火柱が桜島からはあがり、桜島での被害は深刻なものとなりました。ただ、桜島が噴火をしたところで、52kmも離れている川内原発には全く何の影響もないのではないかという気がするのですが、影響がありそうな場合がありました。

それは、火山灰です。

東風が吹いたら・・・

仮に桜島が噴火をして、東からの風が起きた場合、その火山灰が川内原発に降り注ぐことが想定されます。そして、その火山灰の重さがポイントなのです。

下の画像は気象庁の気象研究所がシミュレーションしたデータをNHKが特番で放送したものです。

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出典:http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/01/0112.html

こちらのデータによると、仮に桜島が噴火した際に東風だった場合は火山灰が川内原発に降り積もることになります。「たかが火山灰」と思ってしまう方も多くいらっしゃるかと思いますが、火山灰だからといってかなりの量が降り積もることになれば、なめてもいられないのです。

火山灰、1立方メートルあたりの重さは1トン

火山灰の1立方メートルあたりの重さは1トンにもなります。火山灰は意外に重たいのです。

大正大噴火の際に、桜島の火山灰は西風で東北地方までに及びましたから、それほど多くの火山灰が積もる可能性があります。ただし、川内原発付近に火山灰が及んだとしても50cmも積もらないだろうという試算がされています。

仮に川内原発に大量の火山灰が降り積もった場合、原子力発電所の建屋の耐久性の面に問題はないのでしょうか。そういったリスクを考慮した上で、九州電力は「桜島の噴火は川内原発に影響がない」とコメントしているのか非常に気になるところです。

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