今津比枝神社のご利益は縁結び?お祭りや御朱印をご紹介
大阪の祭礼といえば、「だんじり」が欠かせません。
各地域事に地車があり、今津比枝神社は「今津のだんじり」として有名です。
一体どんな神社なのか気になりますよね。
この記事では今津比枝神社についてくわしくご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
今津比枝神社の歴史
今津比枝神社(いまづひえじんじゃ)は大阪市鶴見区一帯の氏神さまです。
「比枝神社」が正式な名称ですが、全国に同名の神社が多いことから地名を冠して「今津比枝神社」と呼ぶことが多いです。
今津比枝神社の前身であるお社が日吉大社から勧請し山王権現を名乗るようになったのが1691年のことです。
ただし1680年に寄進されたという灯篭が現在も境内に残されているため、創建はさらに古い神社だと考えられますが正確な創建年数は分かっていません。
明治期の神仏分離によって、現在の社名に変わりました。
その際、今津に鎮座していた上の宮・中の宮・下の宮の3社が中の宮に合祀され今津比枝神社となっています。
お祀りするのは天照皇大神・大山昨命(おおやまくいのかみ)・大己貴命(おおなむちのかみ)です。
その他にも境内には金丸稲荷社、天満宮、大将軍社、歯神乃社が鎮座しています。
今津比枝神社は縁結びをはじめたくさんのご利益が頂けるパワースポット
今津比枝神社にお祀りする神々は、いずれも古事記や日本書紀に姿を現す日本創世に関わる神さまです。
天照皇大神は国家安泰のご利益をもたらす太陽神です。
大山昨命は山に宿る神さまであり、農業の振興を守護する神さまでもあります。
そして大己貴命は縁結びの神さまとして知られています。
別名をたくさん持ち、大国主神とも呼ばれます。
日本で最も有名な縁結び祈願の神社であるまた出雲大社にお祀りしている神さまと同じ神さまです。
また今津日比枝神社では山王権現信仰(大山昨命への信仰)に基づき、神のお遣いが猿です。
猿は「魔猿」=魔去る(まさる)に通じるということで厄除けのご利益を授けてくれるパワースポットでもあります。
境内社では金丸稲荷社には倉稲魂命(うかのみたまのみこと) をお祀りし、商売繁盛や起業の守護を司ってもらっています。
また大将軍社にお祀りする素戔嗚尊は厄除けの神さまとしても有名です。
歯神乃社にお祀りする少彦名命は醸造や医薬品の神さまとして知られており病気平癒や長寿のご利益を授けて頂けます。
1つのお社に数多くの神さまがいらっしゃるのは、それだけ今津比枝神社が地域の人々の生活に寄り添って鎮座してきたという証です。
今津比枝神社のお祭り「今津のだんじり」
今津比枝神社の祭りでは地車曳きが行われます。
7月の夏祭りと9月の秋祭りの2回、行われています。
戦前には氏子の住む集落ごとに地車があり激しいぶつかり合いもありましたが、現在は規模が縮小しています。
伝統を守っていくことはとても大変なことだということが分かります。
今津のだんじりを後世に伝えるべく、保存会が中心になって毎年奮闘しています。
また節分の時にはだんじりの上から豆まきが行われ、大いに盛り上がります。
だんじりは大阪の祭礼には欠かせないものなのです。
今津比枝神社の御朱印
今津比枝神社の御朱印は1種類です。
「比枝神社」の墨書きと、社紋である双葉葵の緑色のスタンプがあしらわれます。
初穂料は300円です。
社務所で御朱印を頂くことができます。
今津比枝神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
今津比枝神社には参拝者専用の駐車場がありません。
車で参拝する場合は周辺のコインパーキングを利用しましょう。
公共交通機関を利用する場合、JR学研都市線「徳庵駅」下車、徒歩で約4分です。
市バスだと徳庵橋行きもしくは天満橋行き「今津比枝神社前」で下車、すぐ目の前です。
まとめ
今津比枝神社についてご紹介しました。
縁結びをはじめ、多彩なご利益を頂くことができる神社です。
お祀りでは山車が登場し、氏子の住む地域を巡回し季節の変化を告げます。
地域に密着した、生活に寄り添う神社のあるべき姿を目にすることができます。
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