上宮天満宮の御朱印とお守りの種類や値段~猫も可愛いと話題に!?
天神さまとして知られる菅原道真公と特に縁の深い神社を「管公聖蹟二十五拝」と呼びますが、そのひとつが高槻市に鎮座する上宮天満宮です。
いったいどのようなご縁があるのか気になりますよね。
この記事では上宮天満宮についてくわしくご紹介します。
御朱印やお守りなどチェックしておきたい項目についてもお伝えしますので、お出かけの前にご覧下さい。
上宮天満宮の歴史
上宮天満宮(じょうぐうてんまんぐう)は927年に創建された神社です。
太宰府天満宮の次に建てられた天神さまをお祀りする神社であり、上宮天満宮の次に北野天満宮が造られました。
そのため2番目に古い天満宮といえます。
菅原道真公に縁の深い天満宮である「管公聖蹟二十五拝」の第24番目の神社でもあります。
お祀りするのは天神さまとして知られる菅原道真公と、武日照命・野見宿禰命です。
かつてこの地には野見宿禰命をお祀りする野身神社が鎮座していました。
あるとき、菅原道真公の子孫にあたる菅原為理が太宰府からの帰路、野身神社を通りかかります。
すると牛車が足を止めそれ以上進まなくなりました。
野身神社にお祀りする野見宿禰命は菅原家の祖先でもあるため、「これも縁である」として菅原道真公直筆の画を奉納します。
そのため周辺の住民から天神さまとしての崇拝を集めることとなり、上宮天満宮と呼ばれるようになりました。
その後、戦国時代には明智光秀と豊臣秀吉がぶつかった「山崎の戦い」が起きますが、豊臣秀吉は上宮天満宮に本陣をおきます。
戦勝し織田信長の後継として天下人になった豊臣秀吉によって感謝の印に本殿が改装され、上宮天満宮は最盛期を迎えます。
しかし残念ながらその後神社を含む周辺は荒廃し、1996年には放火され本殿は焼失してしまいました。
その後2002年には再建され、現在の本殿はそのほとんどが竹でできた日本国内でも珍しい様式の社殿として生まれ変わっています。
上宮天満宮には神さまになった猫がいる
上宮天満宮の本殿の裏にはペットの健康を祈願するための「守護天神」が鎮座しています。
主祭神はなんと猫なんです。
その名も「めめ刀自命」(めめとじのみこと)です。
お賽銭箱ならぬ猫のための寄進箱も設置されています。
お金だけではなく、キャットフードなどの奉納も受け付けています。
お社があるだけではなく、境内にはたくさんの猫たちが住んでおりいずれも去勢や避妊手術を受け人間と共存しています。
ほとんどの猫が捨てられたり頼る人がなくこの神社に身を寄せているんだとか。
かつて上宮天満宮は本殿が放火され、再建まで困難に見舞われました。
そんな中、猫たちが神職の方々や支援の人々を癒やしてくれたという縁から大切にされているのです。
守護天神では猫だけではなく、犬や鳥やあらゆるペットの健康祈願のための場所です。
大切な家族の一員のために参拝しておきたいパワースポットでもあります。
上宮天満宮でおすすめのお守り
天神さまをお祀りする神社ですので、合格祈願お守りや合格祈願鉛筆などがそろっています。
その他にも上宮天満宮は安産祈願の神社として有名です。
ご祈祷料は5000円からで、平日の場合は事前予約が可能です。
土日は受付不要ですので、当日申し込みましょう。
受付時間は10:00~16:00です。
授与品として安産お守りの他、安産祈願絵馬や御神酒を頂けます。
腹帯は持参して受け付け時に預けておくとご祈祷を頂けた上、御朱印を押印してもらえます。
また上宮天満宮は初宮詣で先としても人気です。
一組ずつご祈祷を受けられる他、竹で有名なお社らしく「竹の貯金箱」が授与されます。
赤ちゃんにとって初めての貯金箱で、この貯金箱に貯めたお金で通帳を作ってあげたくなりますよね。
季節限定で授与して頂けない場合もあるので、詳細は電話で確認しておきましょう。
また授与品の1つとして絵馬を頂けますが、こちらは可愛らしい赤ちゃんと一緒に猫のイラストが入ったかわいらしいデザインで人気があります。
絵馬だけでも500円で購入できます。
上宮天満宮の御朱印の種類や値段について
上宮天満宮では1種類の御朱印を頂くことができます。
初穂料は300円です。
御朱印は社務所で頂くことができます。
受付時間は10:00~16:00です。
上宮天満宮オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
上宮天満宮には参拝者用の無料駐車場が約20台分あります。
最寄りのインターチェンジは名神「茨木IC」です。
インターチェンジからは上宮天満宮まで車で約15分です。
公共交通機関の場合、JR京都線「高槻駅」で下車、徒歩で約10分です。
まとめ
上宮天満宮についてご紹介しました。
太宰府天満宮に次いで創建されたという社伝をもつ歴史ある神社です。
菅原道真公の祖先神でもある野見宿禰命をお祀りする野身神社は現在でも境内社として鎮座しています。
上宮天満宮は本殿だけではなく、境内社も見どころがたくさんありますのでゆっくり参拝してみて下さい。
コメントはこちら