野江水神社は安産祈願で有名!御朱印やお守り、そして水をご紹介
高層ビルが建ち並ぶ大都市・大阪市ですが、地名などを見るとかつては川や海がずいぶん近かったことが分かります。
実は水の都だったのですが、その分水の被害を受けやすい土地でもあったのです。
そんな土地で長らく「水の神さま」として信仰されてきたのが野江水神社です。
この記事は野江水神社について、有名な安産祈願から御朱印、お守りまでくわしくご紹介します。
野江水神社は厄除け開運祈願のパワースポット
野江水神社(のえすいじんじゃ)は水波女大神をお祀りする神社です。
その名の示すとおり、水波女大神は罔象女神という名称で呼ばれることもある水の神さまです。
神社の鎮座する城東区野江は度々水害に遭う地域でした。
低い土地になるため、淀川やその支流が大雨ごとに氾濫し水が流れ込みやすかったのです。
そのためこの付近に三好政長(宗三)が榎並城を築城する時に治水を祈願するための祠を1533年に城内につくりました。
この祠がやがて野江水神社へと発展していきます。
豊臣秀吉も大阪城築城の際には火難・水難除けをこの野江水神社に祈願しています。
江戸時代に入ると大雨の際には快晴の祈願が執り行われ、また大洪水に至っても野江水神社だけは被害を免れるなど様々な伝説をもつ水のパワースポットです。
その後本殿は一度倒壊してしまい、現在の社殿は1888年に再建されたものです。
野江水神社は大雨による災害を鎮めるだけではなく、干ばつの際には雨乞いの祈願も行われます。
また水は災厄を流す力も持つことから、開運のための厄除けのご利益も授かることができます。
「水水しい=瑞々しい」という意味に通じることから、瑞々しい子どもを授けて頂ける「子授け・安産」祈願のパワースポットとしても知られています。
さらに水を司る神さまをお祀りしていることから水商売や水道などの水に関連する職種の商売繁盛祈願、若返りと健康長寿祈願などの祈願も絶えません。
境内社として野江稲荷神社があり、宇迦之御魂大神をお祀りしています。
「お稲荷さん」で知られる宇迦之御魂大神は穀物や生活全般に関しての守護神であり、商売繁盛を司る神さまでもあります。
野江水神社で安産祈願を行うポイント
水に関するご利益で有名な野江水神社ですが、安産祈願のご利益が頂けることでも有名です。
ただし「知る人ぞ知る」という穴場的なスポットですので、安産祈願で有名な他の神社に比べご祈祷があまり混まず祈祷料も6000円からとリーズナブルです。
神職の方の対応もアットホームで、「出産後のお宮参りや七五三も、思い出に残るものは野江水神社で行いたい」と人生の節目節目に必ず足を運ぶという人も多い神社です。
ご祈祷を受ける際は、あらかじめ野江水神社まで電話で予約をしてからお出かけ下さい。
電話連絡の受付時間は9:00~15:00です。
当日は予約時間の10分前には到着するようにしておくとスムーズにご祈祷を受けられます。
原則的には1組ずつのご祈祷ですが、時間に遅れると数組合同でのご祈祷となる場合があります。
野江水神社のお守り
野江水神社では袋型のお守り「厄除開運守」や「安産祈願守」などが人気です。
また厄を祓う神社であることから交通安全祈願も人気があり、特に地球儀の刺繍が入った「旅行安全守」がかわいらしいデザインだと評判です。
また水難を退ける神さまの力にあやかり、自宅に貼るための「水火除難家内安全金幣」や「野江水神社御札」も人気です。
野江水神社の御朱印
野江水神社の御朱印は一種類です。
社名の墨書きと社紋の朱印が入るシンプルなデザインです。
初穂料は300円で、授与所で頂くことができます。
野江水神社オリジナルデザインの御朱印帳は現在の所ありません。
アクセス方法
野江水神社には参拝者用の無料駐車場が3台分、神社正面にあります。
公共交通機関を利用する場合、市営地下鉄谷町線「野江内代駅」下車、出口を出てすぐ目の前です。
京阪電車だと「野江駅」下車、徒歩で約5分です。
まとめ
野江水神社についてご紹介しました。
水を司る神さまである水波女大神をお祀りする神社です。
雨乞いだけではなく洪水などの災害を退け、時には水の力で若返りや長寿祈願のご利益や安産祈願、厄除けなど幅広いご利益を授けてくれるパワースポットです。
時には災害をもたらしつつも私たちの命や生活をさせてくれる水の在り方を考えさせられる神社です。
ぜひ一度参拝してみて下さい。
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