大阪・清水寺はパワースポット~ご利益や御朱印・玉出の滝・アクセス情報を紹介
真田幸村が戦死した場所として有名な安居神社の隣には京都にある有名なお寺と同じ名前の清水寺が鎮座しています。
この清水寺には大阪市内で唯一の珍しい滝があります。
その他にも様々な見どころがあるお寺です。
この記事ではそんな清水寺についてくわしくご紹介します。
ご利益や御朱印、アクセス情報についてもお伝えしますので参拝の参考にどうぞ。
大阪・清水寺では病気平癒のご利益を授かることができるパワースポット
清水寺の山号は「有栖山」で、正式には清光院清水寺( せいこういんきよみずでら)といいます。
四天王寺と同じく和宗に属するお寺で、ご本尊は十一面千手観世音菩薩です。
いつ頃創建されたかは定かではありませんが、観世音菩薩による夢のお告げを受けた延海という僧侶によって1640年に再建されました。
一説によると、戦火によって荒廃した大阪の町の復興の灯火となるように再建に尽力したともいわれています。
延海は京都にある清水寺をモデルに再建し、境内の西側には「清水の大舞台」に似せた「清水寺舞台」をつくりました。
ご本尊も、聖徳太子が作ったと言われる仏像を京都の清水寺から迎えています。
そのため大阪の清水寺を江戸時代には「新清水寺」と呼んでいました。
現在では清水寺舞台からは大阪の高層ビル群の他、通天閣まで見渡すことができます。
都会の中にいることを一瞬忘れさせてくれる癒やしのパワースポットです。
ご本尊の十一面千手観世音菩薩にちなみ、病気平癒のご利益を授かることができます。
疲れた心と体を癒やしたいときに訪れたいお寺です。
玉出の滝は霊水
清水寺に流れる滝「玉出の滝」は、天然のものとしては大阪市内で唯一の滝です。
不動明王が2体の童子を従え祀られています。
大阪の清水寺につながる坂道の名は「たき道」ですが、この玉出の滝からつけられた名称だと考えられます。
じつはこの滝の水源は、四天王寺の金堂地下にあるという青龍池であると考えられています。
「聖徳太子御本願縁起」によると霊水とされるこの水は、霊験あらたかな水として修行に利用されてきました。
残念ながら玉出の滝の水は飲料には向きません。
そして流量も大分減ってきたといいます。
かつてのように滝行ができるほどの水量は現在のところみられません。
しかし大阪歴史博物館に設置された清水寺のジオラマを見ると、江戸時代にはかなりの流量だったようです。
興味のある方は大阪歴史博物館にも足を運んでみて下さい。
ところで3本の流れ出る滝の姿は、京都にある清水寺の「音羽の滝」そっくりです。
実は大阪だけではなく、日本各地に「清水寺」を名乗る寺院があります。
いずれも名水が湧き出る土地であることから、清水寺の音羽の滝のような条件の土地に寺院を創建する際、有名な清水寺にあやかった名称をつけたと考えられます。
大阪・清水寺の御朱印
大阪・清水寺の御朱印は2種類です。
「清水観音」(新西国客番札所)の墨書きが入るものと、「大聖不動」(近畿三十六不動第二番・摂津国八十八カ所第二十六番・大阪三十三観音第二十五番)の墨書きが入るものがあります。
初穂料はそれぞれ300円です。
寺務所で頂くことができます。
清水寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法・行き方
大阪・清水寺には参拝者専用の駐車場が無料で約10台分ほどあります。
公共交通機関を利用する場合、地下鉄谷町線だと「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」で下車、徒歩で約7分です。
JRだと「天王寺駅」下車、徒歩で約10分です。
まとめ
大阪にある清水寺についてご紹介しました。
名称だけではなく、音羽の滝に似た玉出の滝や清水の大舞台も完備されているお寺です。
疲れたときに癒やしのエネルギーを受け取りにおでかけするのにぴったりなパワースポットです。
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