座喜味城跡は歴史あるパワースポット!読み方やアクセスについて
数多くの城がある沖縄ですが、その一部は世界遺産に登録されており沖縄の歴史や文化を知る上で貴重な遺構となっています。
またパワースポットとしても注目を集めています。
この記事ではそんな世界遺産に登録された城の中から「座喜味城跡」についてくわしくご紹介します。
歴史や読み方、アクセス方法についてお伝えしますのでお出かけの参考にどうぞ。
座喜味城跡は曲線で構成された美しいパワースポット
座喜味城跡の読み方は「ざきみじょう」あるいは「ざきみぐすく」です。
読谷山の按司であった護佐丸が琉球国王に北山の守りを固めるよう命じられて築いた城だと考えられています。
世界遺産ではあるものの入場料がかからない上に入場時間が設けられていないため、一日中好きな時間に訪れることが出来ます。
標高125mに位置する郭からは西海岸を見渡すことができます。
そのため夕日の中に幽玄のシルエットが浮かび上がる夕方は絶好のシャッターチャンスであるため人気の高い訪問時間帯です。
石垣はあいかた積みで他の城と同様に琉球石灰岩が使用されています。
この石は座喜味城跡に移る前に護佐丸が住んでいた山田城から運ばれたものであると考えられています。
また見事な曲線のアーチ門も見ることができます。
敷地内にはリュウキュウマツが植えられており、沖縄独特の風景が城内には広がっています。
しかし木陰は少ないですので、お出かけの際には日よけ対策を万全に行いましょう。
暑さの厳しい夏場は避け、11~3月頃にお出かけするのがおすすめです。
座喜味城跡の歴史
座喜味城跡は1416~1422年の間に築城されたと考えられています。
築城を手がけたのは数々の名城を築いたことで知られる護佐丸です。
当初護佐丸は読谷村にある別の城に住んでいましたが、琉球国王の北山攻略に伴い、征服した北山一帯の支配強化のため地理的に有利になる座喜味に城を構えて移住しました。
沖縄の城(グスク)は祈りの場所であることが多く、軍事的性格は後付けされたものが多いのですが、この座喜味城跡は建築当初から要塞としてお意味合いが強かった城になります。
16世紀頃には廃城となり、現在は石垣と郭だけが残されています。
ただ発掘調査によると磁器なども見つかっているため、廃城後も何らかの用途に使用されていた可能性が残っています。
太平洋戦争期には日本軍の砲台が設置され、敗戦後には米軍によりレーダー基地が設置されたために石垣の一部が破壊されています。
その後日本への沖縄返還に伴い史跡に指定され、2000年には世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として登録されました。
座喜味城跡へのアクセス方法
座喜味城跡の場所は中頭郡読谷村字座喜味708-6番地です。
那覇空港から座喜味城跡までは約32km、車で移動すると約70分です。
最寄りのインターチェンジは「沖縄北IC」で、インターチェンジを降りてから国道58号線を進み約30分かかります。
無料の駐車場が完備されています。
公共交通機関を利用する場合、路線バスだと29番読谷線「座喜味バス停」から徒歩で約20分くらいです。
石積みのため足場が安定していませんので、歩きやすい靴で出かけた方がいいでしょう。
ビーチサンダルは怪我の可能性があるのでおすすめできません。
近くには残波岬や万座毛などの景勝地があり、あわせてお出かけすると癒やしのエネルギーを受け取ることができます。
まとめ
読谷村にある世界遺産の1つ、座喜味城跡についてご紹介しました。
世界遺産としては珍しく入場料がかからない遺跡で、自由に入場できます。
高台からの海や空の景色も見事ですが、残された城壁の独特な曲線が美しい城です。
他の城ほど観光地化されていないため、ゆっくりとその建造物の美しさや景観を堪能することができます。
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