パワースポット~首里森御嶽と真玉森御嶽の違いとは?
首里城公園は数々の遺構を有します。
政治の中心地であっただけではなく宗教文化の中心地でもあったため、敷地内には数多くのパワースポットがあります。
中でも首里森御嶽と真玉森御嶽が有名ですが、どんな違いがあるかご存じですか。
この記事では首里森御嶽と真玉森御嶽についてくわしくご紹介します。
首里城公園は那覇市内でも有数のパワースポット
首里城公園は首里城跡や首里城など世界遺産を含む公園です。
1992年に開園して以来、那覇市の人気観光スポットとして多くの観光客が訪れています。
敷地内には世界遺産に登録された文化遺産の他に多くの拝所や御嶽があり、沖縄の祈りの文化を理解することができるパワースポットでもあります。
見どころはたくさんありますが、パワースポットとして注目したいのは旅の安全を守護してくれる園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)や首里城の中核をなす首里森御嶽(すいむいうたき)、首里城で最も聖なる場所とされる「京の内」などです。
いずれも復元された守礼門や首里城に比べると、華やかさではやや劣ります。
しかし首里城は政治の中心であったとともに、宗教の祭祀場としても重要な役割を担っていたことを知るためにも重要な場所です。
そしていにしえの琉球王国を守護した力を今でも体感できる強いエネルギーをもつパワースポットでもあります。
首里森御嶽と真玉森御嶽の違い
首里森御嶽(すいむいうたき)と真玉森御嶽 (まだまむいうたき)は森全体が聖域、つまり御嶽です。
鎮座する場所が異なり、その意味も異なります。
首里森御嶽
まず首里森御嶽ですが、広福門と奉神門の間にある下之御庭(しちゃぬうなー)の一角に鎮座しています。
首里森御嶽は那覇市一帯に初めて神が降り立った場所だとされています。
御嶽の中でも格式が極めて高い「沖縄七御嶽」の1つでもあります。
この首里森御嶽を中心に首里城は創建されたと考えられており、まさに琉球王国の心臓部であったといえます。
琉球国王は首里城の外で出かける際、必ずこの首里森御嶽の前で祈りを捧げたといわれています。
運気を上げるご利益が期待できますので、首里城見学の際には必ずこの首里森御嶽の前で祈りを捧げておきたいところです。
石の壁に囲まれた聖域の中にはご神木でもあるガジュマルやクロツグが生い茂り、独特の雰囲気を醸し出しています。
真玉森御嶽
一方、真玉森御嶽は奉神門の外、首里森御嶽の西側にある「京の内」の内部にある洞窟です。
この洞窟には王族の遺骨が納められているといわれています。
琉球王国が雨不足に苦しんだときには、この洞窟で雨乞いの儀式が行われた場所なんだとか。
どちらも琉球王国の繁栄を祈願する上で欠かせないパワースポットだったのです。
アクセス方法
首里森御嶽と真玉森御嶽は両方とも首里城公園内のパワースポットです。
首里城正殿は有料ゾーンとなっていますが、それ以外の場所は無料で見学することが出来ます。
首里城公園へのアクセス方法ですが、那覇空港からだと高速道路を使用して約40分です。
最寄りのインターチェンジは「南風原北IC」で県道29号線添いにあります。
公共交通機関を利用する場合、ゆいレールを使用すると「首里駅」下車、徒歩15分で守礼門まで到着します。
バスを利用する場合「首里城前」下車、徒歩約3分で守礼門前です。
まとめ
首里城公園内の見逃せないパワースポット「首里森御嶽」「真玉森御嶽」についてご紹介しました。
それぞれ首里城の中心を為している御嶽で、王国の繁栄を祈る大切な場所でした。
古代の王朝文化を偲ぶだけではなく、運気上昇のご利益を授かることもできます。
首里城を訪れたらぜひ祈りを捧げておきたい場所です。
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