中城城跡でプロジェクションマッピング!行き方を確認しよう
沖縄には数多くの城がありますが、中でも最も美しく状態もいいとされるのが中城城跡です。
中城城跡にはただ歴史があるだけではなく、最新の技術を組み合わせたショーも開催されています。
気になりますよね。
この記事では中城城跡で見ることの出来るプロジェクションマッピングやアクセス方法などをくわしくご紹介します。
中城城跡の歴史
中城城跡(なかぐすくじょうあと)は世界遺産に登録されている歴史的価値の高い史跡です。
14世紀頃には現在の姿が完成したと考えられています。
沖縄には約300を越えるお城があったとされており、中でも中城城跡は戦火を免れ多くの遺構がオリジナルのまま残る珍しい史跡です。
沖縄の歴史上の偉人といえば必ず名前が上がる護佐丸(ごさまる)が住んでいたことでも知られているお城の跡地になります。
護佐丸は中山王・尚巴志をはじめとする歴代の国王の忠臣として仕えますが、最後は政敵によって逆賊の汚名を着せられ自害します。
その後は中城王子の居城として使用され、薩摩藩が琉球王国を間接的に支配するようになると番所として、明治維新後には役所として使用されました。
鎖国状態にあった日本に開国を迫ったペリー提督一行は日本に向かう前に沖縄に上陸していますが、その際この中城城跡を目にし、高い築城技術に感嘆し報告書にも詳細を載せています。
その後の太平洋戦争でも奇跡的に破壊されずにすみ、現在にその姿を残しています。
標高150mの位置に建てられた城跡からは360度周囲の風景を見渡すことができます。
晴れた日には沖縄で最強のパワースポットと呼ばれる斎場御嶽(せーふぁうたき)まで見通すことができます。
入場料は大人400円、中学生・高校生300円、小学生200円です。
中城城跡は復活を祈願できるパワースポット
今なお堅牢にその姿を止める城壁や籠城戦に備えた大井戸など、戦国時代の城にふさわしい造りの中城城ですが、その場内には拝所がありパワースポットとしても知られています。
特に正門を抜けた先にある階段を登ると広がる南の郭には雨乞いのための御嶽などがあり、中城城跡を霊的に守護した要の場所と呼ばれています。
また中城城跡は高台にあるため太平洋から昇る朝日を拝むには最適の場所です。
そのため初日の出のスポットとしても人気があります。
また毎年冬至に最も近い休日には人々の無病息災と地域の発展を祈願する、「わかてだ(若い太陽)」を見る集い」が行われています。
琉球信仰では、太陽は復活と再生のシンボルであり朝日に向かって祈ることは神さまを拝むことでもあります。
日の出に向かって祈りを捧げることで、復活のエネルギーをチャージすることができます。
プロジェクションマッピングが話題!
中城城跡では2013年から最新技術と沖縄の伝統芸能を組み合わせたプロジェクションマッピングショーを一年に一回開催しています。
例年11月中旬に行われ、2日間にわたってショーの他にも様々なイベントが開催されています。
年ごとにテーマが異なり、毎回約1万人ほどの入場者で期間中は賑わいます。
城壁を舞台装置の一部に見立て、光と音楽と伝統芸能によって護佐丸の伝説を再現するプロジェクションマッピングはぜひとも1度は足を運んで体感して頂きたいイベントです。
ショーの鑑賞は無料ですが、中城城跡への入場料は別途必要です。
中城城跡へのアクセス方法
車で移動する場合、那覇空港からは高速道路を利用します。
「北中城IC」下車、県道81号線から県道146号線に進むと中城城跡の案内が見えてきます。
駐車場がありますので、車で観光しやすいです。
公共交通機関を利用する場合、那覇バスターミナルから30番泡瀬東線に乗車して「中城小学校前」下車、徒歩で約30分です。
2㎞ほどの距離を歩くことになり暑さが厳しいですのでタクシーの利用や車での移動がおすすめです。
また大人気のプロジェクションマッピングの期間は駐車場が混雑し駐車できなくなります。
近くのイオンショッピングセンター沖縄ライカム店から運行するリムジンバスなど臨時の交通機関を利用する方が来場はスムーズになります。
まとめ
世界遺産の1つ、中城城跡についてその歴史や最新のショーについてご紹介しました。
中城城跡は14世紀に築城された当時の石垣や現在もなお信仰されている拝所を目にすることができるパワースポットです。
プロジェクションマッピングでは中城城跡が最も栄えた護左丸の伝説を光と音楽で体感することができます。
ぜひ一度お出かけ下さい。
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