金武観音寺で御朱印をいただこう!何と境内に鍾乳洞?

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金武観音寺で御朱印をいただこう!何と境内に鍾乳洞?

沖縄でお寺めぐりをしようと考える人は少ないかも知れませんが、日本本土とはまた異なる文化と混在した沖縄のお寺は一見の価値があります。

この記事では沖縄にあるお寺の中でも、金武観音寺についてその見どころや御朱印についてご紹介します。

金武観音寺は龍神の住むお寺

金武観音寺は琉球八社の1つで、沖縄における龍神信仰の発祥地ともいわれています。

高野山真言宗のお寺で、山号は「金峯山」です。

ご本尊として聖観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来の三像をお祀りしています。

参拝すると子授け・商売繁盛のご利益を得られるといわれています。

木造建築の多くが戦火で失われた沖縄県では珍しい、戦前の木造建築物のひとつです。

また境内にそびえるフクギは樹齢約350年もの巨木です。

創建は尚真王(1478年~1526年)の時代と考えられており、日秀上人によって開かれました。

日秀上人は金武観音寺境内の鍾乳洞に棲みついていた大蛇を退治したともいわれており、この大蛇こそ沖縄の龍神信仰のはじまりの存在だといわれています。

金武観音寺で子宝祈願するなら鍾乳洞へ!

金武観音寺の境内にある鍾乳洞には金武宮が鎮座しています。

実は金武観音寺はもともとこの鍾乳洞がパワースポットであり、金武宮が祈りを捧げる場所でした。

大蛇伝説が残る鍾乳洞は全体が神として地元の人々に信仰される場所だったのです。

やがてこの鍾乳洞を中核に金武観音寺が開山しました。

ですから子宝祈願を行うのであれば、忘れずに鍾乳洞まで足を運びましょう。

鍾乳洞は地下30mの深さにあり、全長は約270mにも達するんだとか。

奥まで行くことはできませんが、金武宮があるあたりだけでも「大仏天蓋」や「金銀の滝」など見応え十分です。

鍾乳洞の中には2つの祠がありますが、どちらが金武宮なのか今では誰も分からなくなってしまったそうです。

念のため、両方拝んでおきましょう。

鍾乳洞の受付時間は9:00~16:45、入場料は大人400円(中学生・高校生は300円)です。

金武観音寺の右手にある茶屋で入場料を支払ってから鍾乳洞へと向かいましょう。

古酒も堪能できる

金武観音寺の鍾乳洞内は常に温度が一定に保たれているという性質を利用して、地元の泡盛製造メーカー「金武酒造」が泡盛を保管しています。

現在は人気が高くなりすぎて鍾乳洞以外でも保管しているようですが、ボトルキープができます。

金武宮で子宝祈願を行い、無事に授かった暁には感謝を示すために再び参拝し、金武酒造で記念に泡盛をボトルキープしておくという人も多いそうです。

子供が成長した節目に、記念の泡盛で一杯というのも良い思い出になりますよね。

また金武観音寺の境内では限定販売の古酒もあります。

古酒は泡盛の中でも3年以上熟成させたものになります。

まるでブランデーのような芳醇な味わいが人気で、海外からの評価も高いです。

お酒好きな人はぜひ古酒も堪能してみて下さい。

金武観音寺の御朱印の種類と値段について

金武観音寺で頂ける御朱印は1種類、「聖観音」の墨書きが入ります。

初穂料は300円です。

金武観音寺オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。

御朱印は寺務所で頂けますが、住職が不在の場合は頂くことができません。

琉球八社の1つである金武観音寺の御朱印ですので、同じ琉球八社である波上宮や沖宮の御朱印帳を利用するのがおすすめです。

アクセス方法

車で移動する場合、那覇空港からは高速道路を利用して移動するのが便利です。

那覇空港から金武観音寺までは約60㎞、1時間ほどです。

沖縄自動車道「金武I.C.」下車、国道329号線に入り金武バイパスへの分岐点で左折してキャンプハンセン第1ゲート入り口でさらに左折すると「龍の蔵」という案内が出てきます。

「龍の蔵」のとなりに金武観音寺の無料駐車場がありますので、そちらを利用して参拝しましょう。

インターチェンジからは車で約10分です。

まとめ

金武観音寺についてご紹介しました。

子宝祈願のご利益があるとされる境内の鍾乳洞は、沖縄の龍神信仰発祥の地でもあります。

琉球八社の1つであり御朱印も頂けますので、気になる方は一度足を運んでみて下さい。

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