法然院の御朱印ほか見どころをご紹介!伽藍の特別公開はいつ?
法然院は紅葉と椿の名所として知られていますが、タイミングがあわないとなかなか拝観できないお寺でもあります。
この記事では法然院の見どころや伽藍の特別公開日、御朱印についてくわしくご紹介します。
参拝の参考にどうぞ。
法然院の歴史について
法然院は浄土宗のお寺です。
正式には「善気山法然院萬無教寺」といいます。
1680年に知恩院の和尚が法然ゆかりの地に道場を創建することを願い、現在の法然院の伽藍の基礎が築かれました。
かつては法然院の建つ土地で、浄土宗の開祖・法然が弟子と共に修行に励んでいたと伝わっています。
ご本尊は阿弥陀如来です。伽藍は普段、非公開です。
というのもこの法然院は他の観光寺院とは異なり、単一の宗教法人として本来のお寺の機能を果たしている寺院です。
そのため当然ながら信徒中心にお寺は動いており、行事やおつとめで忙しいとのこと。
だからこそ今でも祈りの場としての静謐な空気を感じられるお寺といえます。
法然院の見どころ
法然院の見どころは所蔵する仏像はもちろん、襖絵も見事です。
狩野光信筆によるものや堂本印象筆によるものが方丈に収められています。
さらに方丈庭園の美しさにも定評があります。
中央には阿弥陀三尊像を示す三尊石が配置され、浄土庭園を表しています。
また本堂の中庭は「椿の庭」と呼ばれ、五色散り椿・貴椿・花笠椿の3つの椿を楽しむことができます。
開花時期は3月下旬~4月中旬です。
その他、境内には数多くの椿が咲き誇っています。
ただし方丈庭園と椿の庭は普段は非公開となっています。
伽藍の特別公開日のみ拝観は可能ですのでご注意下さい。
方丈の襖絵も同じです。
また法然院の三門をくぐると、両脇に白い砂の山が見えます。
こちらは白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれており、水を表現しているんだとか。
この白砂壇の間を通ることで、身も心も清浄に清められるといわれています。
また砂の山の表面は美しく整っており、よく見ると紅葉の模様や水面の波紋が描かれています。
季節によって装いが変わるようなので要チェックです。
法然院の伽藍、特別公開は春と秋の年2回がチャンス
法然院のいつもは非公開となっている伽藍は、年に2回春と秋に内部が特別公開されます。
春は4月1~7日(9:30~16:00)、秋は11月1~7日(9:00~16:00)です。
普段は境内の参拝は無料ですが、特別公開の期間中だけは文化財保存の協力料が必要です。
春と秋では金額が異なります。
春は500円、秋は800円です。
御朱印について
法然院の御朱印は1種類、初穂料300円です。
寺務所で頂くのですが、行事で忙しい場合は対応してもらえないことが多く、閉まっていることも多いので注意が必要です。
法然院オリジナルデザインの御朱印帳は現在のところありません。
アクセス方法
法然院には参拝者専用駐車場はありません。
車で参拝する場合は周辺のコインパーキングを利用する必要がありますが、見通しの悪い狭い道が多いため、不慣れな場合は公共交通機関を利用した方が安全です。
公共交通機関を利用する場合、市バスだと「浄土寺」下車で約12分です。
阪急電車だと「上桂駅」下車、徒歩で約13分です。
銀閣寺からは約800メートルですので、徒歩で参拝する事も可能です。
まとめ
法然院の見どころや伽藍の特別公開日程についてご紹介しました。
伽藍は春と秋のそれぞれ7日間のみ公開されます。
ちょうどその時期には椿と紅葉が見頃を迎えますので、法然院に参拝するのであれば伽藍の公開時期に合わせて出かけるのがおすすめです。
御朱印についてはお寺の行事で忙しいと対応してもらえないことも多いですので注意が必要です。
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