伏見稲荷大社の見どころをご紹介!千本鳥居や「おもかる石」ってどんなもの?
京都と聞いて様々なイメージが人によってあるかと思いますが、「どこまでも続く赤い鳥居」というワンシーンが思い浮かぶ人も多いかと思います。
実はそのイメージ、伏見稲荷大社が源泉かもしれません。
この記事では日本人の原風景ともいえる伏見稲荷大社の見どころについてご紹介します。
千本鳥居やおもかる石など、日本人と神さまが古来よりどのように向き合ってきたかがよく分かりますよ。
伏見稲荷大社にいらっしゃるのはどんな神さま?簡単にその歴史をご紹介
日本全国あちらこちらにお稲荷様はいらっしゃり日本人にとってはかなり身近な神さまと言えますのが、その総本山が京都の稲荷山です。
その稲荷山に稲荷大神様が御鎮座されたのが711年のことです。
稲荷大神は宇迦之御魂神(うかのみたま)と呼ばれる女神様と同一視される存在で、本来は穀物を司り五穀豊穣のご利益を司る神さまでした。
やがて時代の流れと共に工業の守護や商売繁盛、交通安全、芸能のご利益をもたらす神さまとして信仰されるようになりました。
伏見稲荷大社の見どころ
伏見稲荷大社の不思議について解説します。
参拝の参考にどうぞ。
千本鳥居
千本鳥居の「千本」は「数多くの」という意味合いで、正確には1万を超えるそうです。
なぜこんなにたくさんの鳥居があるのかというと、神さまに願掛けする場合や願いが叶った場合に感謝の気持ちをこめて鳥居を奉納する習慣があるからです。
江戸時代にはすでに定着してた習慣だそうで、これだけ多くの鳥居があるということはそれだけ伏見稲荷大社が人々の願い事を叶えてきた歴史の軌跡になります。
そして鳥居の数は現在でも増え続けており、毎日のように新たな鳥居が奉納され、そして古くなり建っているのが危険と判断された鳥居が取り除かれているそうです。
気になる初穂料ですが、サイズと奉納場所によって値段が変わるそうです。
参考までに初穂料を紹介しますと、一番小さい5号で175000円、10号で130200円からとなっています。
ちなみに境内ではもっと気軽に鳥居を奉納できる「願掛け鳥居」がありこちらは初穂料800円です。
記念として持ち帰ることもできます。
おもかる石
伏見稲荷大社の見どころ、千本鳥居を抜けた先にあるのが奥社です。
こちらで願掛けを行い、石を手に取りましょう。
あなたが思っていたより「軽いな」と感じたら、その願い事は近日中に叶うといわれちます。
逆に「重いな」と感じた場合は、願い事が叶わない、あるいは叶うまでに時間を必要とするんだとか。
時間帯によっては行列ができるほど人気ですが、ぜひともチャレンジしてみて下さい。
心の中で神さまと対話しているような気分になれます。
伏見稲荷大社で注目したいおまもりとおみくじ
伏見稲荷神社では様々な願い事が叶うとあって、お守りも種類豊富に揃っています。
最も効果があるのはもちろん鳥居の奉納ですが、持ち帰るお守りとして人気が高いのが「達成のかぎ守り」初穂料1000円です。
境内で多数見かける神狐はそれぞれに異なる神宝を口にしていますが、このお守りはその1つである「カギ」を模したお守りです。
開運と招福のご利益があり、身につけておくことで将来の幸福を呼び込むことができます。
さらにカードタイプのお守り「えんむすび守り」初穂料500円も縁結びに効果があると人気です。
相手のいない人には良縁を、カップルの場合はより絆を深めてくれる効果があり、かわいらしい白い神狐のデザインが目をひきます。
カードタイプなので財布や手帳に入れて常に持ち歩くことができます。
また伏見稲荷大社ではお守りの一部は郵送での頒布に対応しています。
現金書留郵便で初穂料と送料を納め欲しいお守りの個数を送りましょう。後日、送付してくれます。
ところで神社に参拝に出かけると必ずおみくじをひくという方も多いのではないでしょうか。
伏見稲荷大社でもおみくじが引けますが、こちらは約32種類もあることで有名です。
通常は精々良い結果が出ても「大吉」ですが、伏見稲荷大社で最もラッキーなのは「大大吉」です。
その確率は約6.25%です。
32種類もあるためかなり細かな占い結果が出ます。
参拝したらぜひチャレンジしてみて下さい。
伏見稲荷大社の御朱印
伏見稲荷大社の御朱印は3種類ありますが、それぞれ頂ける場所が異なりますので注意が必要です。
まずは本殿横の祈祷受付所で頂ける「伏見稲荷大社」、奥社奉拝所で頂ける「伏見稲荷大社奥社」、御膳谷奉拝所 で頂ける「山城国稲荷山」の3種類です。
それぞれ初穂料は300円です。
受付時間ですが、8:30~16:30となっています。
ただし御膳谷奉拝所だけは16:00です。
というのも、この御膳谷奉拝所は稲荷山の山頂にあり、向かうのも帰ってくるのも大変だからです。
その分、頂けたときの達成感は心地よいものがあります。
時間に余裕を持ってチャレンジしてみて下さい。
伏見神社オリジナルデザインの御朱印帳ですが、無地紺色一色で何のモチーフもあしらわれておらず800円で、祈祷受付所で手に入ります。
しかしあまりにも潔いデザインなので、凝ったデザインの御朱印帳を使いたい人はあらかじめ別のものを用意して参拝に出かけた方がいいでしょう。
伏見稲荷大社へのアクセス方法
伏見稲荷大社には参拝者専用の駐車場があります。
ただし12月30日から1月5日までは閉鎖されますので、初詣に出かける場合は公共交通機関を利用するか、周辺の駐車場を利用するしかありません。
公共交通機関を利用する場合、市バスは「稲荷大社前」下車で徒歩7分です。
電車はJR奈良線「稲荷駅」下車すぐ目の前、京阪電車「伏見稲荷駅」下車で徒歩5分です。
タクシーを使用する場合は京都駅からであれば約10分、料金も1500円ほどですので大人数で参拝する場合はタクシーが便利かもしれません。
まとめ
伏見稲荷大社の見どころについてご紹介しました。
コマーシャルでもよく目にする朱色の鳥居がどこまでも続きそうな圧巻の風景ですが、歴史的な背景を見てみるとますます古来から人間と神さまがどのように関わってきたのか知ることが出来て圧巻ですよね。
伏見稲荷大社にはたくさんの見どころがありますので、ぜひ一度参拝してみて下さい。
一度参拝したことがある方も、おみくじ「大大吉」目指して何度でも訪れたくなる魅力的なパワースポットです。
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