阿蘇山の火山灰の範囲は福岡県までにも広がっていた!
阿蘇山が2015年9月14日に噴火をしました。阿蘇山上空2,000mにまでも噴煙があがっており、テレビなどでみても異様な光景でした。
そして、今後気になるのは噴煙に含まれる火山灰の行方です。阿蘇山付近の農家の方は野菜に火山灰が降りる降灰被害もあるようですが、そこから20kmほど離れた場所でも降灰被害が懸念されています。
それだけ広範囲に分かる阿蘇山の火山灰ですが、福岡県でも降り積もったようです。以下で、詳しくご説明させていただきます。
阿蘇山の火山灰は60kmほど離れた場所からも確認されているようです。また、2015年9月16日未明に3,000mもの噴煙となった場合は阿蘇山の北西から西の方向にかけて30~80キロの範囲で灰が降る可能性も示唆されているようです。
示唆されていると申し上げましたが、既に60キロほど離れた場所に火山灰が降ったという情報もあります。その場所とは福岡県筑後市です。
火山灰が阿蘇山から直線距離にして約60キロも離れた範囲にまで広がるんですね。(地図は筑後市の中心部が示されていることと、車でのルートの距離のため長くなっています)
広範囲に火山灰が降る可能性があるというのは、その地域で生活される方にとって非常に心配です。洗濯物を外に干せないですとか、冒頭申し上げた農家の野菜への降灰被害など、様々な問題が懸念されます。
阿蘇山付近の観光関係者の方々への影響と同様に、生活圏の方々が最も辛い思いをされていらっしゃると思います。それは福岡県にお住まいの方にまで及ぶのですから、非常に胸が痛みます・・・。
風向き次第で全く火山灰がない場所も
火山灰は風向きの影響で北と北西へと広がっているようですので、東側や南側は火山灰が降ってもいないようです。先ほど、TRAVELERSは大分県に電話取材をしたのですが、阿蘇山から50kmほど離れた大分県竹田市の長湯温泉では、「一切火山灰は降っていない」とのことでした。
シルバーウィークは九州の温泉を楽しみたいと思っていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思いますが、大分県に関してはおそらく火山灰の影響がない範囲のよです。
阿蘇山の火山活動は収束に向かうという情報もあるようです。いち早く事態が快方にむかうことを祈っています。
コメントはこちら