休眠預金口座の調べ方は簡単!休眠預金が銀行の収入になることを受けて「銀行ってやっぱり世知辛いな」との声も。
休眠預金についてご存知でしょうか?休眠預金のお金を福祉の分野などに活用しようとする動きもあるようですが、そもそも休眠預金とはどのようなものなのか、そして、その休眠預金の調べ方や解約方法について以下でご説明させていただきます。
休眠預金口座とは、口座の動きが長期間全くない口座のことです。
ゆうちょ銀行では5年以上、一般の銀行なら10年以上休眠預金口座であった場合は、なんと休眠預金口座のお金はその銀行の収入になってしまうようです。しかも、それは全国銀行協会の規定で定められています。非常に銀行にとって都合が良い決まり事ですよね。
ただし、安心して下さい。仮にあなたの休眠口座が10年以上放置をされていて銀行の収入になったとしても、その預金を払い出すことも可能なのです。ネットなどでは「休眠口座の預金を収入にするなんて銀行ってやっぱり世知辛いな」というコメントもありましたが、実はそこまで世知辛くもなかったのです。
身分証明書と印鑑を
そんな休眠預金口座ですが、その保有者は既にお亡くなりになった方の預金や子供の頃にお年玉を貯金するために開設されたような口座が多いようです。その調べ方は実は非常に簡単です。
もしかしたら預けているかもしれない銀行へ行き、「休眠口座があるかどうか教えて欲しい」と言えば良いのです。もちろん、その際は身分証明書等やお届けしている可能性のある印鑑などは持参されて下さい。通帳がある場合は、もちろん通帳もお忘れずに。
活用の道は
海外では既に休眠口座を福祉の分野等に活用している国もあるようです。例えば、韓国やアイルランド、イギリス等です。それらの国を見習って、日本も休眠預金口座を活用するという動きが国会ではあるようですね。
やはり、今後高齢者の方々が増加する状況を考えても、福祉等に使われる社会保障費は増えていくでしょう。しかし、それらの費用を賄うための税収は人口減の社会では減っていくでしょうから、かならずお金が足りない状況が生まれるはずです。
それを救う1つの手段として休眠預金口座の活用があるようです。なんと毎年約800億円の休眠預金口座収入があるようです。政府の資料によると、社会保障費の中で福祉等に使われる金額は6兆415億円もあるようです(前年比+3,063億円)。
休眠預金口座の資金だけではまかないきれない増加の状況である福祉関連の社会保障費ではありますが、少しでも役に立てる方法があるのなら、銀行の収入にするよりかはマシなのかもしれませんね。
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