今帰仁ノロ殿内~場所・読み方・龍眼の木について解説

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今帰仁ノロ殿内~場所・読み方・龍眼の木について解説

ノロは琉球王国において国王を支え、人々の信仰を支えてきた役職で「祝女」と書きます。

琉球王国の成り立ちや支配の仕組みを知るために欠かせない存在ですが、琉球王国が消滅してからは徐々にその数を減らし、いまではもう数えるほどになっています。

しかし今帰仁村にはまだノロに関係する遺構や風習が残されています。

この記事ではそんな今帰仁ノロ殿内について読み方・龍眼の木などの情報を含めてご紹介します。

なんとノロお手製のお守りを頂くこともできます。

参拝の参考にどうぞ。

今帰仁ノロ殿内の読み方と祝女のお屋敷とは?

今帰仁ノロ殿内は今帰仁ノロが住む屋敷を指す言葉です。

読み方ですが「なきじんのろどぅんち」と読みます。

今帰仁ノロとは今帰仁ムラ、親泊ムラ、志慶真ムラの祭祀を司る祝女の名称です。

祝女(ノロ)は琉球王国の支配下で各地域の祭祀を司り、宗教面と政治面の両方で活躍した役職になります。

琉球王府からの辞令を受けて各地に着任し、その配置は政治的な意図の下に行われました。

ノロの最高位に位置する聞声大君は王族の親族が着任し、ほとんどのノロが世襲制でした。

かつては今帰仁城の城壁外側に鎮座していた今帰仁ノロ殿内ですが、今帰仁城がその役割を果たさなくなると現在の位置に移動し、地域の祭祀を担うようになりました。

現在でも仲尾次(なかおし)家の代々の長女がノロを継いで地域の祭祀を執り行っています。

琉球王国がなくなってからも各地に残ったノロによって脈々と受け継がれてきた祈りの文化が、まだこの地域では現役で残されているのです。

各地のノロが高齢化などによりどんどん文化として廃れていく中で、直系の子孫がノロを務めるのは沖縄県内でもこの今帰仁ノロだけになってしまいました。

それだけに現在も多くの人々がその力を頼って訪れるパワースポットとなっています。

龍眼の木はパワースポット

今帰仁ノロ殿内の敷地内には「龍眼の木」と呼ばれる白龍が宿るといわれる木が鎮座しています。

近付くだけでエネルギーを分けて頂けるといわれており、人によっては白龍の姿を見ることもあるんだとか。

今帰仁ノロ殿内を訪れた際には忘れずにこちらも参拝しておきましょう。

今帰仁ノロ殿内で幸福のお福わけ

今帰仁ノロ殿内では珍しくお守りを授かることができます。

ひとつひとつ、今帰仁ノロ自らが手作りしているんだとか。

欲しい人は今帰仁ノロ殿内にいる人に声を掛けて下さい。

誰もいない場合は、お賽銭箱に料金を納めておきましょう。

お守りはパワーストーンが多く、敷地内に宿るといわれる白龍の力が宿るとされています。

子宝祈願や魔除けのお守りの他、無限のエネルギーを受けられるお守りもあります。

相性がありますので、最もぴんときたものを頂くと良いでしょう。

お守りは1つ1500~2000円です。

場所と行き方について

今帰仁ノロ殿内には現在も仲尾次(なかおし)家の人々が住んでいます。

民家ですので、参拝する際は必ずご挨拶と許可を頂くのを忘れないようにしましょう。

場所は沖縄県今帰仁村字今泊3313です。

那覇空港からは約110㎞ほどです。

最寄りのインターチェンジは「許田IC」で、今帰仁村役場方面に向かって県道505号線を約60分ほど進みます。

駐車場はなく周辺は民家ですので、車でお出かけの際は周辺住民の邪魔にならないように十分、注意する必要があります。

まとめ

今帰仁ノロ殿内についてご紹介しました。

今帰仁村周辺の祭祀を現在でも司る現役のノロのお屋敷です。

民家でもありますので、参拝の際は必ず声をかけ節度ある行動を心がけましょう。

敷地内にある龍眼の木には白龍が宿るとされており、癒やしと魔除けの巨大なエネルギーを授かることができます。

こちらも忘れずに参拝しておきましょう。

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