ヤハラヅカサはパワースポット~浜川御嶽との関係や住所とは?
沖縄のパワースポット巡りで見逃せないキーワードが「アマミキヨ」ですが、南城市にはアマミキヨにまつわる伝説の地が数多く残されています。
中でもヤハラヅカサは聖地として古来より信仰を集めてきた場所です。
この記事ではそんなヤハラヅカサについて、参拝方法や行き方をくわしくご紹介します。
おでかけの参考にどうぞ。
ヤハラヅカサはアマミキヨが舞い降りた聖地
琉球神話において沖縄の島々や民を生み出したとされる創世の神がアマミキヨです。
アマミキヨはまず、沖縄の海に浮かぶ久高島へと舞い降ります。
そして久高島の次に百名の沖合にあるヤハラヅカサから南城市玉城に降り立ちました。
そのためヤハラヅカサは古来よりパワースポットとして信仰を集めてきた場所です。
ヤハラヅカサからこの地へと上陸したアマミキヨはいったん浜川御嶽で旅の疲れを癒やすと、次なる土地であるミントングスクへと移動し行く先々で様々な恩恵を授けていったとされます。
ヤハラヅカサからはニライカナイに向かって祈りを捧げることになります。
ニライカナイとは東の果てとも海の底にあるともいわれている理想郷で、神々や沖縄に住み人々のご先祖様が住んでいる世界です。
アマミキヨが降り立ったこのヤハラヅカサから沖縄に人が住むようになったため、子授け祈願のパワースポットとも呼ばれています。
ヤハラヅカサの参拝はタイミングが重要
ヤハラヅカサはアマミキヨが降り立ったという伝説が残る岩礁であり、「ヤハラヅカサ碑」の文字が刻まれている姿を目にすることができます。
ところがこの碑文は、満潮時には水没してしまいます。
ですので参拝する際は干潮時を狙って出かける必要があります。
浜川御嶽側からヤハラヅカサのある方角に向かって祈りを捧げてもご利益を授かることはできますが、より近付きたい場合はおでかけ前に天気予報をチェックしておきましょう。
ヤハラヅカサへの行き方や住所について
ヤハラヅカサの住所は「沖縄県南城市玉城」です。
ヤハラヅカサに行くためには、浜川御嶽の拝殿側から海岸へと降りていく必要があります。
百名ビーチに続く道路の一番奥に浜川御嶽に続く参道があります。
那覇空港からは車で約50分ほどです。
特に目印はありませんので、とりあえず百名ビーチを目指して出かけるといいでしょう。
海岸が近くなると、道路に浜川御嶽を示す案内標識があらわれますので、道路標識に従って進むと道に迷いません。
浜川御嶽には専用の駐車場がありません。
百名ビーチには1日500円で車を駐車できるスペースがありますので、こちらを利用しましょう。
路上駐車する観光客もいますが、地元住民の迷惑となっており問題になっていますので、路上駐車はやめましょう。
公共交通機関を利用する場合、路線バスの39番線・百名線下りに乗車し「新原入口」にて下車し徒歩約15分ほどで浜川御嶽に辿り着けます。
まとめ
数々の伝説が残る南城市の中でも、初めて神々が足を踏み入れたとされるヤハラヅカサについてご紹介しました。
アマミキヨが初めて降り立ったとされる海岸にある石で、周辺にある浜川御嶽など数多くのパワースポットの源流ともいえる聖地です。
祈念碑を参拝するためにはタイミングが重要ですので、お出かけの前に天気予報をチェックしておきましょう。
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