今帰仁村の洞窟プトゥキノイッピャとは?祈願できるパワースポットサイトの理由は?
今帰仁村には由緒正しいパワースポット、「プトゥキノイッピャ」があります。
聞き慣れない言葉でどんな場所か気になりますよね。
この記事ではプトゥキノイッピャがどんなパワースポットなのかくわしくご紹介します。
数多くの人々がくり返し参拝する奇跡の場所です。
プトゥキノイッピャは子宝祈願のパワースポット
プトゥキノイッピャはクバの御嶽のある洞窟です。
プトゥキとは仏を、イッピャは岩屋を指す言葉です。
つまりプトゥキノイッピャとは「仏の岩屋」という意味になります。
クバの御嶽は琉球創世の神話において、始まりの神アマミキヨが降り立った特別な7つの御嶽のひとつです。
山全体が御嶽であり、沖縄でも最大の聖地です。
中でもプトゥキノイッピャにはアマミキヨが5人の子宝に恵まれた場所という伝説が残されているため、現在でも多くの人が子授けのご利益を願って参拝に訪れています。
現在でも年に2回、ノロによる祭祀が執り行われ子宝祈願や子孫繁栄が祈られています。
プトゥキノイッピャでの子授け祈願方法
プトゥキノイッピャでの子授け祈願は独特です。
まず参拝の前に、海へ出かけます。
そして海岸で枝サンゴを拾いましょう。
大きくなくても十分です。
拾った枝サンゴを持参してプトゥキノイッピャへ参拝へ出かけましょう。
洞窟内部には2つの香炉が置かれています。
それぞれの香炉に向かって子授けを祈ります。
そして持参した枝サンゴを洞窟内部に奉納し、かわりに洞窟内にたくさん落ちている枝サンゴからひとつを持ち帰ります。
自宅に帰ったら枝サンゴはキレイな場所に置き、眠るときには身につけておきます。
そして無事に出産したら、今度は感謝の祈りを捧げにもう一度参拝し枝珊瑚をプトゥキノイッピャに返還します。
洞窟内部にはたくさんの枝サンゴが落ちているように見えますが、それは全て過去に子授け祈願にやって来た人たちが奉納し、そして祈りが成就した証になります。
かなりの数に圧倒されます。
そして今度は、自分が持ち込んだ枝サンゴが他の誰かの子授け祈願を成就させてくれるのです。
まさしく命と同じで連綿とつながっていく祈りの力なのです。
またプトゥキノイッピャへの祈りは信じる力に比例してご利益を授かるといわれています。
一度ならずとも2度、3度とくり返し参拝し子宝に恵まれたという人も少なくないといいます。
心を込めて祈った分だけ、神さまのもとに願いが届きやすくなるのです。
アクセス方法
プトゥキノイッピャへは車で那覇空港から約2時間45分です。
本部町からは115号線を今帰仁城跡への案内標識に添って進みます。
駐車場は今帰仁城跡駐車場を利用すると便利です。
駐車場にはクバの御嶽への入り口を示す看板が出ているので迷うことがありません。
注意しておきたいのは、プトゥキノイッピャはクバの御嶽入り口からは入ることができないという点です。
まずはクバの御嶽入り口を50meほど先まで進み、入り口に小さな香炉が置かれた場所が洞窟への入り口となっています。
草がかなり茂っていますので、見落としに注意しましょう。
周辺には今帰仁城跡があるので、こちらも観光しておきたいところです。
まとめ
子宝祈願のご利益を授かることができるパワースポット「プトゥキノイッピャ」についてご紹介しました。
琉球神話に登場する神さま、アマミキヨが子宝に恵まれたとされる洞窟で、内部では古来から続く祈りの証を目にすることができます。
洞窟に入る前にはしっかりと神さまにご挨拶して、失礼のないようにふるまいましょう。
コメントはこちら