漲水御嶽は宮古島のパワースポット!気になる二つの伝説とは
宮古島は沖縄の中でも強い力をもつパワースポットを複数有する神々の島です。
中でも見逃せないのが漲水御嶽です。
この記事では漲水御嶽に伝わる伝説をご紹介します。
なぜ漲水御嶽が神々の宿る聖地と呼ばれているのか、その理由をお伝えします。
漲水御嶽は宮古島のパワースポット
漲水御嶽(はりみずうたき、または、ぴゃるみずうたき)は古意角(こいつの)と姑依玉(こいたま)の二柱をお祀りする聖地です。
琉球王国が建国されるよりも以前から宮古島の人々から信仰を集めてきたパワースポットでもあります。
周辺の石畳は18世紀頃に整備され風情のある景観を生み出しています。
また多くの御嶽はその神聖性を守るために男子禁制あるいは人の出入りを禁じられています。
しかし漲水御嶽は宮古島では数少ない、観光客でも訪れることが出来るパワースポットです。
伝説①神々が舞い降りた地
古意角(こいつの)・姑依玉(こいたま)が最初に舞い降りた土地、それが漲水御嶽だといわれています。
舞い降りた二柱は宮古島という土地やこの土地に住まう人間、自然、その全てを生みだし再び天へと戻っていったといいます。
また宮古島全体が、古意角が天帝に「人間を守護したい」と願い出たところ天帝によって生み出された祝福の地という伝説もあります。
いずれにしろ、宮古島の始まりはこの漲水御嶽にあるといってもいいでしょう。
そのため宮古島周辺のパワースポット巡りを行う場合は、まずはこの漲水御嶽で神さまに挨拶をしておきましょう。
そして旅の無事をお願いしておくと、その後のパワースポット巡りがスムーズにいくといわれています。
伝説②人と蛇の結婚
宮古島には美しい娘がいましたが、ある日妊娠が発覚します。
驚いた両親が相手が誰かを問い詰めると、娘は一人の男が密かに通っていることを打ち明けます。
両親は娘に、こっそり男に糸を結びつけるように命じます。
翌朝、娘がつないだ糸をたどっていくと首に針と糸が刺さった大蛇を発見します。
その夜、娘の夢の中に男が姿を現します。
そして男は
「お前は今から3人の娘を産むだろう。
私はこの宮古島をつくりだした古意角である。
そのために娘は守護神となるであろう。
3歳になった日、漲水御嶽に来るように」
と言い残し、それ以来は娘の前に姿を現さなくなりました。
やがて約束の時がやって来たため娘が漲水御嶽へと赴くと大蛇が姿を現します。
そして大蛇と娘たちは一体化し、姿を消しました。
それ以降、夢のお告げ通り娘たちは島の守護神になったんだとか。
実は似たような伝説は古事記や日本書紀にも見られます。
古事記においては蛇の正体は大物主大神さまです。
神さまは常に人間の傍でわたしたちを見守ってくれているということを示す伝説ですよね。
漲水御嶽へのアクセス方法
漲水御嶽へは宮古島市役所平良庁舎から車で3分 、宮古空港からは車で約15分ほどです。
ただし周辺に専用の駐車場はありませんので、車で参拝する場合は注意が必要です。
漲水御嶽は現在でも地域の人々が日常的に祈りを捧げる場所であり、路上駐車など周辺住民に迷惑をかける行為は絶対にやめましょう。
漲水御嶽を参拝する場合はタクシーを利用した方が便利です。
まとめ
漲水御嶽の伝説についてご紹介しました。
漲水御嶽は神々が舞い降り、宮古島の万物を創世した場所であり神さまと人間が結ばれた場所でもあります。
神聖な力が満ちるパワースポットですので、参拝する場合は神さまに失礼のないように十分に気をつけましょう。
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