大東神社は静寂のパワースポット!ビロウ・コウモリにも注目

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大東神社は静寂のパワースポット!ビロウ・コウモリにも注目

「日本で最も行きにくい島」と呼ばれる南大東島には、島の歴史を見守ってきた大東神社が鎮座しています。

そして大東神社では、ここでしか見られない稀少なものを目にすることができます。

この記事では、大東神社で頂けるご利益や注目しておきたい植物・生物についてご紹介します。

「ふつうの神社巡りはもう飽きた」という方必見です。

大東神社は開運招福のご利益を頂けるパワースポット

1900年に創建された大東神社にお祀りするのは天照大神です。

かつて島を開拓した玉置半右衛門によって創建された神社で、それ以来周辺を守護する氏神さまとして信仰を集めてきました。

地域振興を祈って創建された神社ですが、開運招福や家内安全のご利益を授かることができるパワースポットでもあります。

開拓の苦労を味わった人々を見守り続けた神社ならではのご利益ですよね。

事実、玉置半右衛門率いる開拓団の入植は7度目で、それ以前はことごとくが失敗していました。

そしてようやくこの島でサトウキビ栽培を軌道に乗せることができるようになってからも、噴火や事業の身売りなど様々な災難が次々と入植者を襲います。

しかしそれでも人々はこの島で必死に生き、現在でもサトウキビ生産が行われています。

大東神社ではそんなどんな困難も乗り越えていけるエネルギーを分けて頂くことができます。

大東神社の近くには南大東島で最初に見つかった淡水池である権蔵池があります。

ちなみに北大東島には大東宮がありますが、この大東宮は大東神社を勧請して創建された神社です。

例祭は毎年9月23日に行われる「豊年祭」で、他の島々からも人が集まり一年で最も南大東島が賑わうといわれています。

お祭りでは沖縄角力(おきなわすもう、しますもう)と江戸相撲が奉納されています。

大東神社で自然観察は一生の思い出に残る

開拓の苦労を偲び、静寂の中で生活と自然が一体化した祈りの空間を堪能できるのが大東神社ですが、参拝したら祈りを捧げるだけではなく、よく周囲を観察しておきましょう。

境内はダイトウシロダモの群生地がありますが、この植物はレッドリストにも掲載されている絶滅危惧種なんです。

その他にも境内にはビロウの群落地があります。

このビロウは島が開拓される以前からこの場所にそびえ立っていた、古代の息吹を現在に伝える古木群です。

また夜になるとダイトウコノハズクや国の天然記念物に指定されているダイトウオオコウモリの生態観察が行えます。

ダイトウオオコウモリは沖縄に生息しているオオコウモリ類の中では最もきれいな色をしているとされ、大東諸島にのみ生息しています。

フクギやガジュマルの実を好んで食べます。

6月になると子供を抱っこした姿が観察できます。

活動するのは夕方過ぎからになります。

昼間は木にぶら下がって眠っています。

大東神社で自然観察を行う際に気をつけたいこと

大東神社の境内は24時間開放されており、昼間は植物類の観察、日没後は動物の観察が自由に行えます。

昼間は日差し対策・虫よけを忘れずに行いましょう。

気温は高いですが長袖・長ズボンが安全です。

足下もサンダルではなく運動靴の方が安全です。

そして特に夕方以降の自然観察は安全に十分注意しましょう。

ハブなど蛇類はいないとされる南大東島ですが、かなり大きなヒキガエルがでますので見慣れていない方はかなりビックリするとおもいます。

また宿泊施設との行き帰りはかなり暗い道になることが予測されますので、懐中電灯の携行が必須です。

また大東神社に限らず、動植物の採取は厳禁です。

ありのままの自然を堪能しましょう。

アクセス方法

大東神社には参拝者用の駐車場があります。

南大東空港からは車で約10分です。

徒歩だと空港からは約30分となります。

レンタサイクルもありますが、島はなだらかなすり鉢状になっており高低差があるので若干、体力を消費します。

南大東島へは那覇空港から約1時間ほどのフライトになります。

船便もありますが、片道13時間ほどかかりますので航空便が便利です。

まとめ

絶海の孤島である南大東島の歴史を見つめてきた大東神社についてくわしくご紹介しました。

厳しい自然に立ち向かってきた開拓団の心のよりどころとして鎮座している大東神社では、開運招福のご利益を授かることができます。

また境内では絶滅危惧種の植物や天然記念物であるコウモリなど豊かな自然に出会えます。

観光地化されていないありのままの自然を堪能したい人におすすめの神社です。

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