斎場御嶽は沖縄の有名パワースポット!読み方から行き方までご紹介
世界遺産にも登録されている「斎場御嶽」は沖縄県内に点在する御嶽の中でも有数なパワースポットとして知られていますが、いったいどのような効果があるのでしょうか。
またどのような読み方なのか、いろいろと気になりますよね。
この記事では斎場御嶽の見どころや読み方・行き方までご紹介します。
沖縄観光の参考にどうぞ。
斎場御嶽は沖縄で最高位の聖地
斎場御嶽は「せーふぁうたき」と読みます。
「御嶽」(うたき)とは沖縄各地で見られる聖地であり、祈りを捧げるための場所です。
神さまの家とも考えられています。
各地域ごとに存在しますが、中でも斎場御嶽は琉球の創世神話にも登場する始祖「アマミキヨ」の造りだした特別な聖地です。
琉球における女性神官をノロと呼びますが、そのノロ全てを束ねる最高位の神官が聞得大君(きこえおおきみ)です。
その聞得大君の就任の儀式(お新下り)が行われた聖地がこの斎場御嶽です。
斎場御嶽の入場料金は大人300円、小学生・中学生は150円です。
休息日が旧暦5月1日~3日、10月1~3日に設けられています。
入場は9:00から可能ですが、受け付け終了時間が季節によって異なります。
3月~10月は17:30まで、11月~2月までは17:00です。
斎場御嶽の見どころ
斎場御嶽には6つの神域が存在します。
その中の3箇所、大庫理・寄満・三庫理(さんぐーい)は首里城にも同じ名称が見られます。
古代沖縄において宗教と政治がどれだけ密接に関わっていたか分かる貴重な遺構です。
また三庫理の手前にある三角岩には水の滴り落ちる場所がありますが、この水は霊水であり、正月に行われる若水とりや御殿の吉凶を占う際に用いられたものです。
そしてこの岩の奥からは、「神の島」である久高島を望むことができます。
久高島のちょうど反対側を向くとチョウノハナがありますが、これは朝日を受け止め世界中にその恩寵を拡散する役割があると言われています。
神の島を望むだけではなく、こちらに立ったら360度周囲を見回しておきましょう。
自然のその全てに神さまが宿っているので各方位に向けて祈りを捧げます。
また「緑の館セーファ」があり、こちらで南城市の歴史はもちろん、沖縄における精神文化史を知ることができます。
沖縄の聖地巡礼を考えている人はぜひこちらで聖地巡礼と琉球王国の歩みについて学習して頂きたいです。
斎場御嶽の所要時間と服装
山の中にある上にところどころ歩きにくい場所もあり、全体を見て回るためには約1時間は必要です。
また自然を体感できる場所でもあるので、歩きやすい服装が適しています。
特に足下はスニーカーなどの運動靴を着用した方が滑りにくく安全です。
アクセス方法
那覇空港からは車で30㎞、約50分ほどかかります。
途中で那覇市国場と南風原町を経由します。
最寄りのインターチェンジは南風原北ICですが、インターチェンジを降りてから約25分ほどです。
県道82号から県道86号に折れ、国道331号を利用すればまっすぐに目的地に到着します。
駐車場は南城市地域物産館を利用しましょう。
南城市地域物産館では斎場御嶽の入場チケットを購入することもできます。
公共交通機関を利用する場合は那覇バスターミナルで38番の路線バスに乗車し、「斎場御嶽前」バス停下車、徒歩で約10分です。
まとめ
沖縄最高位の聖地、斎場御嶽についてご紹介しました。
祈りを捧げる場所であり、神さまの家でもあった斎場御嶽は琉球王国の王でさえ滅多に立ち入ることは出来ない神域でした。
現在でも琉球の人々がどのようにして自然に祈りを捧げてきたのかよく分かる場所です。
訪れる場合は、神さまに対する畏敬の念を示すのを忘れないようにしましょう。
コメントはこちら