北千住駅が北干住駅になっていた!差し替えのきっかけは「SNS」だった!
東京メトロ千代田線の北千住駅の駅名パネルが話題になっています。駅名パネル27個が「北千住」ではなく「北干住」になっていたのです。最初このニュースを見た時「あれ?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、「千」が「干」に誤表記されているんですね。
この問題が明るみになったきっかけはツイッターによるものでした。以下で話題になったツイートなどもご紹介させていただきます。
北千住の駅名に関して、話題になったツイートをまずご紹介させていただきます。
あーあ、「北干住」なんて言うから、北千住の駅名標が今朝からこんな哀れな姿になっちゃったじゃん pic.twitter.com/Kapp7ydk5P
— きみどり6号 (@C_Rapid_Ebisu) 2015, 7月 29
こちらのツイートですが、なんと1,400を超えるリツイートや600を超えるお気に入りなど、凄まじい拡散力ですね。どれだけネットユーザーの間で話題になったのかがご理解いただけるのではないでしょうか。
他の駅での誤表記は・・・
東京メトロには他にも「千」がつく駅名があります。それは千駄木駅です。この駅名に関しては誤表記はなかったようです。7月21日に東京メトロの運転士の方がこの間違いに気づいたようで、新しいパネルの注文をしたようです。
7月28日終電後に「干」の時に「千」の文字版を貼って対応していたところ、ネットユーザーの間では誤表記である「北干住」を偲ぶ声が話題となり、そもそも北千住が北干住に誤表記されていたこと自体が話題になりました。
SNSの威力
今回の出来事をみてSNSの影響力というものを非常に強く感じました。今回の東京メトロの誤表記だけではなく、ペヤングソース焼きそばの中にゴキブリが混入されていた事もツイッターで話題になり、生産が一時的に中止にもなりました。
また、企業レベルではなく国家レベルでもSNSのもつ影響力は大きくなっていますね。
例えば2011年におきたエジプト革命。エジプトで30年近く独裁政治を続けたムバラク政権がエジプト市民によって辞任に追い込まれた民主革命です。エジプトの若者がツイッター・フェイスブックなどのSNSを利用してムバラク政権の現状を伝えたことがきっかけに革命が起きました。
国家レベルにまでも影響力を持つようになったSNSにより、今まで明るみになっていなかった情報が瞬時に世界を駆け巡ることが可能になったこの世界はどうなっていくのか。昔、私は学生時代に政治を学んでいたのですが、その時に教授が話していた言葉を思い出しました。
「政治の世界では今後いっそう透明性が高まる」とい言葉です。今まで「情報の非対称性」(市場における各取引主体が保有する情報に差があるときの、その不均等な情報構造)で得をしていた人が得を出来なくなる時代になっていっているのだと強く感じました。
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