志堅原仁川の読み方は何?泉のそばに拝所も
南城市には水にまつわる数多くのパワースポットが点在しています。
志堅原仁川もそのひとつです。
この記事では、志堅原仁川の読み方やどんな場所なのかくわしくご紹介します。
南城市エリアのパワースポット巡りにお出かけの際の参考にどうぞ。
志堅原仁川は癒やしのパワースポット
志堅原仁川(しけんばるじんがー)は南城市玉城地区に湧く小さな泉です。
沖縄では井戸や泉を指して「川」と呼びます。
地理的な理由で水不足に陥りやすい沖縄では、水を神聖視し祈りを捧げることで生活に必要不可欠な水を確保しようとする習慣があります。
現在でもその習慣は変わることはなく、多くの人が祈りを捧げる姿を目にすることができます。
特に志堅原仁川は現在でも湧水を汲むことができる水場で、祈りを捧げるための拝所もあります。
志堅原仁川は東御廻りの拝所のひとつ
首里から見てニライカナイの方角である東に向かって巡礼を行う「東御廻り」ですが、志堅原仁川はその最後の拝所でもあります。
同じ南城市玉城エリアには仲村渠樋川や受水走水、雨つづ天つぎ御嶽といった水にまつわる数多くの拝所があります。
この玉城エリアには沖縄で初めて稲作が行われたとする伝説もあり、古来より稲作に必要不可欠な豊富な水が存在していたことがうかがいしれます。
周辺にはミントングスクや玉城城跡といった政治的・宗教的な要所もあり、これらの歴史的な発展も稲作文化の定着によるものと考えることもできます。
古来より絶えることなく水が湧き出ていた聖地である志堅原仁川は、派手さこそないものの沖縄の歴史的発展を影ながら支えてきた重要なスポットといえるでしょう。
行き方について
志堅原仁川は南城市玉城地区に鎮座するパワースポットです。
志堅原公民館から海岸へと下ると見えてきます。
那覇空港から志堅原仁川までは車で約60分ほどです。
最寄りのインターチェンジは「南風原南IC」です。
まとめ
現在も枯れることなく水が湧き出る志堅原仁川についてご紹介しました。
泉の傍らには拝所があり、現在でも地元の人々が祈りを捧げるパワースポットです。
周辺には沖縄の稲作のルーツを現在に伝える数々のパワースポットが点在していますので、併せてみておきたいところです。
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