内金城嶽は首里城から続くパワースポット!大アカギの効果とは
首里城は沖縄でも人気のある観光スポットですが、歩いてすぐの近場に大きなエネルギーを放つパワースポットがあるということをご存じでしたか。
霊的な感覚が鈍い人でも「空気が違う」と体感できると話題の場所、それが内金城嶽です。
この記事では内金城嶽と大アカギについてくわしくご紹介します。
内金城嶽は祈りの力が満ちるパワースポット
内金城嶽(うちかなぐすくたき)は12世紀頃に作られたとみられる御嶽(うたき)です。
その昔、村民がこのあたりを通る度に霊感にうたれ、「この場所は神聖な場所に違いない」と琉球国王に申し出て作られた御嶽だといわれています。
そのため森全体が信仰対象となっており、目立つような建築物はありません。
ただし石を積み重ねたような場所があり、そこにそびえる大アカギには神さまが舞い降りると言われている神聖な場所です。
森全体が奇跡的にも沖縄全土を包み込んだ戦火からは逃れることができたため、古来から続く祈りの場としての雰囲気をそのままに残しています。
内金城嶽と鬼餅伝説
内金城嶽は沖縄の伝統的なお菓子「鬼餅」(うにむーちー)にまつわる伝説が眠る場所です。
そもそも鬼餅とは餅粉に黒糖や紅芋を混ぜて月桃の葉で巻き蒸したお菓子です。
沖縄ではこれを旧暦12月8日に食べると健康と長寿を手に入れることができるとしています。
そんな伝統的なお菓子ですが、鬼退治に使われたことがあるのです。
その昔ある兄妹が首里金城住んでいました。
やがて妹は久高島に嫁ぎ、兄は大里村に移り住みます。
そして兄は夜な夜な家畜や人間を襲って食べるようになってしまいました。
ウワサを聞いた妹は悲しみますが、「自分が何とかしなければ」と兄のもとを訪ねます。
そして妹は鬼餅に鉄釘を混ぜて兄に食べさせ、兄が苦しんでいる隙に海に投げ入れ殺したというのです。
ちょっと物騒なお話ですが、「鬼のような存在にさえ打ち克つ」ということで鬼餅は健康や長寿に効果があるといわれるようになったのかもしれません。
内金城嶽境内には妹が兄への親愛の情と鬼の所業に悩んだ場所とされる崖が残されています。
大アカギは願いをひとつだけ叶えてくれる
内金城嶽にある大アカギは約20mの高さがあり、6本ほどは樹齢が推定200年ほどだと考えられいます。
かつては沖縄全土にアカギが見られましたが空襲によってそのほとんどが焼失し、人里周辺だと内金城嶽くらいでしか見ることはできません。
そのため国の天然記念物として指定されています。
そしてこの大アカギには、年に一度神さまが舞い降りるといわれています。
神さまが舞い降りるとされるのは旧暦6月15日、そして叶えてくれる願い事は1つだけです。
万全の体制で神さまの降臨をお待ちしたいところです。
また願いを叶えてくれるほか、大アカギに参拝すると「考える力」を授けてくれるんだとか。
「最近頭がぼんやりとしてうまく物事を考えられない」「何のアイデアも思い浮かばない」という人にはおすすめのパワースポットです。
内金城嶽へのアクセス方法
内金城嶽に車で向かう場合、沖縄自動車道「那覇IC」を降りたら首里城公園入り口方面へすすむと首里杜館駐車場に到着します。
首里杜館駐車場は車一台につき1回310円の駐車料金が必要です。
公共交通機関を利用する場合、ゆいレール「首里駅」から徒歩で約5分です。
路線バスを利用する場合、7番バス・首里城下町線にのって「石畳入口」で下車すると徒歩で約3分の場所に入り口が見えます。
首里城の守礼門からは徒歩で約10分ほどの位置に内金城嶽の大アカギが見られますが、森の中ですので歩きやすい靴で出かけましょう。
夏場は虫刺されと日よけ対策も必須です。
まとめ
スピリチュアルスポットとして口コミ評価の高い内金城嶽についてご紹介しました。
霊感にうたれる人間が続出したという聖別された御嶽には、戦火を逃れた大アカギがいまでも鎮座しています。
大アカギには年に一度だけ神さまが舞い降り、願い事を叶えてくれるといいます。
神さまが舞い降りる場所に、ぜひいちど参拝にお出かけ下さい。
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